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VMDインストラクター協会は、お客様にとって快い売場環境を提供する売場づくりの資格団体です。

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「VMDインストラクターなるためセミナー」開催

VMDインストラクターなるためセミナー 秋葉原で毎月開催している、44回目の公開セミナーの昨日は、ゲストに家電メーカーのVMD教育担当を招聘。 普段行っている社内外のVMD教育について語っていただいた。企業のVMD担当者に大変参考になった話だった。

主な講義内容は次の通り。

VMDインストラクターは扇の要になる

  • 企業が行う売場づくりは、販促・商品・流通・・・と多岐の部門スタッフが担当しているが、部門間のコミュニケーションは意外と図られていない。
  • そのため、VMD教育担当は、扇のもち手部分として、扇を広げた骨部分である各部門の連結・まとめ役になることが重要である。

VMDインストラクターは、売場担当者にノウハウを教える

  • ハウツーマニュアルだけを売場担当者に渡しても限界がある。なぜなら、売場は常に一定でないからだ。
  • 売場づくりのノウハウを教えることによって、売場担当者の応用力を促し、どんな環境の売場にも適応できる能力を培う。

VMDの組織浸透はじっくりとやる

  • VMDの本質が、組織に理解されていないケースが多い。VMDの定義も個々人により違う。
  • 過去の経験や習慣に囚われている人で、VMDに納得しない人もいる。
  • そんないろいろな人がいる組織の中の中で、すぐにすべての人にVMDを理解させるのは難しい。地面に水をしみこませるように、あせらずじっしりVMDを組織に浸透させていくのが大事。

企業のVMD担当はファシリテーターである

  • 組織における個々人の力をうまく発揮させて、業務の達成を営む人を、ファシリテーターという。
  • ビジュアル・マーチャンダイザーは、まさにそれで組織の人間の個々の売場づくり能力を育て、発揮させて自社VMDを成功に導く人であると言える。

なるほど!だった。

 今回のセミナー参加者は、大半がVMD担当者だったので、タイミングがよかったと思う。

 私の持論の中で、「売場づくりに目覚めた人をたくさんつくれば、売場は快場になる」というものがある。組織へのVMDの浸透とは、まさにこれだと思う。組織の人々に、VMDを通して、売場づくりに目覚めてもらうのである。

 

それは、 「VMDって面白そうだな」 「VMDで売場がなにか変わった気がする」 「お客様に売場をほめられた」 どんなことでもいい。

 売場担当が、ちょっと売場づくりを気にするようになったらしめたもの。それが、目覚めの一歩なのだ。 そしてさらに、VMDインストラクターは、目覚めたスタッフのモチベーションをキープさせなければいけない。 そうするうちに、VMDに関心ある人が社内外にたくさん増えて、ビジュアルマーチャンダイジングを本格的に推進しよう・・・という、組織の大きな動きにつながるのである。

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