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寒色・暖色・中性色のディスプレイテクニック

寒色・暖色・中性色。
これらは、色物を扱っている店では常識の色です。
寒色とは、寒い色のことを言います。
青、白、水色、青緑、これら全部寒色です。
アナと雪の女王の色ですね。

暖色とは、暖かい色のことをいいます。
赤、オレンジ、黄色、ピンク、これら全部暖色です。
Jリーグのエスパルスカラーの色ですね。

中性色とは、寒くも温かくもない色。
緑、青紫、紫、赤紫、黄緑、これら全部中性色です。
中間色とは言わないので、注意してください。
中間色とは、茶色、グレーなど渋く濁った色をいいます。

あなたがアパレル店VMDなら色に敏感になりましょう。
店内ディスプレイで、季節に合わせた色を表現するように心がけます。なぜなら、VMDの世界では、「季節には季節の色を」が鉄則だからです。

春が近づいているのに、寒色だと寒いかなて気がしますね。
確かに今日は大寒だし、寒い日が本格的になりますが、それでも 季節は春に向かっているんです。
寒色は出していてもいいけれど、春らしい色をたくさん出しましょう。

都内の一部の百貨店はいつもよりも1か月品揃えを早くしていてそこに行くと春気分になりますよ。
やっぱり春の訪れ感じるなんて楽しいですよね。

もう一度いうと、 寒色・暖色・中性色って季節の色を指すのです。
春には春の色、つまり暖色をたくさん出してください。
出す場所は、フェースアウト、VP,PP、ホールデッドの一番上、T字売場のどん突きが定石。
ここならすごく目立ちます。
ブランドの中ではIPの色の配列が決まっているので。
お客様の目につく場所に「暖色が一番目立つように並べて」 ください

そして、GWが近くなったら中性色の黄緑、緑を出しましょう。
季節は新色なんです。
季節が高まるにつれて、トーンを彩度高くしてくださいね。
今はペールトーンでいいけれど、夏はビビッドトーンです。

ということで、明日はオレンジの暖色着ていきます。
明日も寒そうなので、気分はるんるんでいきます。 それではまた。

(vmd-i協会事務局)

ディスプレイ構成を直そう

ウインドウを見て歩くと、バランスのよくないディスプレイに当たります。
特に服飾小物とマネキンとのバランスですね。

多いのが、バッグとマネキンとのバランス。
バッグを肩に掛けずに床に置いているケースが目立ちます。
これはバランスあまりよくないです。
ボストンやビッグトートーは確かに重量感があって、床に置きたいのはヤマヤマですが、ぺったんと床に置くと服との距離が高すぎてヘンです。

中にはハンドバッグを床に置いたりしています。
これはクリンリネスの観点からいってもペケですね。

遠いと、バッグと服とのコーディネートの統一感がないですし、だいいちバッグが目立たないです。
床に置いたグリーンとバッティングして隠れたりしています。

こんなときはスツールを使って、ぐいーーーっとバッグを上げましょう。
バッグをマネキンの手の高さまで上げると、コーディネートも ピッタンコです。

ディスプレイ構成はアシンメトリー構成がおススメです。
普通はマネキンを2.3体固めてトライアングルをつくるんですが、この場合は2.3体を離して真ん中に谷間をつくるんです。

その谷間にスツールを置いて、その上にバッグを置きます。
靴やショールも一緒においてもいいですよ。

スツールは左右どちらかのマネキンにピッタリつけます。
これでアシンメトリー構成の完成です。

自分の店のウインドウやVP台に置いたディスプレイのバランスが ヘンだなと思ったら、服飾雑貨とのバランスがおかしいケースが多いです。
そんな時は、スツールを使ってアシンメトリー構成にしてみましょう。
きっと美しいディスプレイになりますよ。
(vmd-i協会事務局)