専門性を高めるためには、VMD用語を使おう


業界には、さまざまな専門用語が飛び交います。
マーケティング用語や広告用語などから、医学用語、法律用語、金融用語などの専門分野に至るまでさまざまです。

趣味の分野でも、ワインやフランス料理、ルアーフィッシングや園芸まで多種多様に専門用語は使われています。

専門用語の利点は、グループ内で正確に短時間で意思の疎通がしやすいということが上げられます。

医療ドラマの手術シーンで医師が何か難しいことを言っていますが、視聴者にとっては意味が分からなくても、手術スタッフたちには正確に意味が伝わっています。
専門用語はその道に傾倒している人たち、つまりプロにはとても便利なコミュニケーションツールになっているのです。

ただし、プロはグループ外の第三者に何かを伝えるときは、用語をかみ砕いて伝えなくてはいけません。
例えば、患者の家族に術後を伝えるにしても、用語をそのまま用いてはチンプンカンプンです。
そこで、誰でもわかる優しい言葉に訳して伝えるという作業が入ります。
グループとは、ここでは医療チームを指しますが、それが社内、部内、業界内、学校内というように、立ち位置は変わります。

あなたが1時間VMDセミナーをするとします。
それが一般初心者向けセミナーの場合は、なるべくVMD用語は優しい言葉に置き換えた方がよいです。
用語使用は最小限にしないと、それを解説するのに時間がかかるからです。

売場塾のように継続的に授業を受ける場合や、社内にVMDチームをつくりプロを育てていく場合は、
用語を使っていった方が、早く正確に業務をこなすことができ、グループもプロ化します。

現場コンサルの場合も同様で、店舗スタッフがVMDを知らない場合は、優しい言葉に置き換えます。
ただし、店舗スタッフをプロ化していく場合は、徐々に用語使用頻度を上げていきます。

さて、この正月三が日私はフランス料理の本を読んでいますが、けっこうフランス料理用語、難しいです。
例えば、「下ごしらえした後、フォン・ブランで煮出し、バターでモンテする」ってなんだかわかりますか?

(vmd-i協会事務局)