投稿者「uriba007」のアーカイブ

ディスプレイ構成を直そう

ウインドウを見て歩くと、バランスのよくないディスプレイに当たります。
特に服飾小物とマネキンとのバランスですね。

多いのが、バッグとマネキンとのバランス。
バッグを肩に掛けずに床に置いているケースが目立ちます。
これはバランスあまりよくないです。
ボストンやビッグトートーは確かに重量感があって、床に置きたいのはヤマヤマですが、ぺったんと床に置くと服との距離が高すぎてヘンです。

中にはハンドバッグを床に置いたりしています。
これはクリンリネスの観点からいってもペケですね。

遠いと、バッグと服とのコーディネートの統一感がないですし、だいいちバッグが目立たないです。
床に置いたグリーンとバッティングして隠れたりしています。

こんなときはスツールを使って、ぐいーーーっとバッグを上げましょう。
バッグをマネキンの手の高さまで上げると、コーディネートも ピッタンコです。

ディスプレイ構成はアシンメトリー構成がおススメです。
普通はマネキンを2.3体固めてトライアングルをつくるんですが、この場合は2.3体を離して真ん中に谷間をつくるんです。

その谷間にスツールを置いて、その上にバッグを置きます。
靴やショールも一緒においてもいいですよ。

スツールは左右どちらかのマネキンにピッタリつけます。
これでアシンメトリー構成の完成です。

自分の店のウインドウやVP台に置いたディスプレイのバランスが ヘンだなと思ったら、服飾雑貨とのバランスがおかしいケースが多いです。
そんな時は、スツールを使ってアシンメトリー構成にしてみましょう。
きっと美しいディスプレイになりますよ。
(vmd-i協会事務局)

アパレルディスプレイテクニック

フォーミングや小手先のアパレルディスプレイは普段から着こなしを自分でやっていないと、ディスプレイに表現することはできないと思います。

アパレルの小手先のディスプレイってなんでしょう。
コツはこれです。

  • フォーミング
  • ポージング
  • ロールアップ
  • ドレーピング
  • レイヤード
  • とぐろ巻き
  • タッキング
  • ピンワーク
  • フライング

●フォーミング
服の中に、エアクッションやライスペーパーを丸めたものを入れて、ふくらみをつくります。アームホールやレッグホール、胸などに詰めてまるで人間が着ている様に表現します。

●ポージング
腕や足が動かせる自在マネキンの場合、腕と足にしぐさをつけることにより、シーンが表現できます。友達と談笑しているシーンは腕を上げたり、走っているシーンは、腕と足を振っているしぐさにします。また、マネキンでなくても、上記のフォーミングでポーズをつけることができます。よくやっているのが、上着のポケットに手を入れているしぐさです。

●ロールアップ
いわゆる腕まくりのこと。その他、足まくり、腕まくり、裾まくりのこともいいます。マネキンの華奢な腕や細く長い足を露出することにより、スタイルよく見せる。シェルビングやハンギングでもできます。

●レイヤード
いわゆる、チラ見せのことです。アウターの服の裾からインナーがちらっと見えたりアウターを、腕まくりをさせてインナーを見せる方法です。これはVP,PPだけでなく、IPでもできます。ポロシャツの下にTシャツを入れてシェルビングするなどしてできます。

●ドレーピング
シルクという素材やピケという織り方で、とろみ感あふれるデザインができ、それを売り物にしたアイテムがあります。ワンピース、ドルマンスリーブシャツ、フルレングススカートなどがそうです。これを表現するには、レイダウンといってテーブル上に広げて見せる方法があります。平たく置くのではなく、わざと軽く曲げて、しなやかさと光沢感を出します。T字スタンドを使用して、ふんわりかけても表現できます。

●とぐろ巻
ネクタイやショールなどで使うディスプレイ方法です。蛇のとぐろのようにして巻きます。立体的に見え、テーブルの上などに置けます。

●タッキング
タックをつけて展示する方法です。例えば、パンツを6cmずつジグザグに折ってレイダウンします。トップスでもネクタイの様な服飾雑貨でもできます。

●ピンワーク
虫ピンで服をコルクボードに留めるディスプレイ方法です。PL法施行後、百貨店、GMSでは全面禁止になりましたが、一部の専門店ではまだ使っています。ピンの差し方で、アクティブな表現ができます。デコレーターが行います。

●フライング
テグスという釣り糸を使って、空中に服を漂わせるディスプレイ方法です。袖や裾、襟等にテグスをかけてもう一方の端を、天井や床にS管やペグでクリッピングします。すると、服が生きている様に、アクティブな表現をします。素人では難しく、デコレーターが行います。

これら小手先のテクニックは、自らがいつも服を着る際に気を付けて行うことで 身に着けることができます。
つまり、ただ着るだけの毎日では、なにもアパレルのディスプレイ、特にマネキンへのウエアリングスキルが発達しません。

オシャレに気を使い、いつも自分を格好よく見せる着こなしをしてこそ、マネキン、アウトフィッティング、フェイスアウトのウエアリングスキルがついていくことでしょう。
例えば、私の場合は365日、同じコーデはしていません。
同じ服装でもどこか変えていますよ。(^^)

アパレルスタッフの方、店舗VMD担当の方、「小手先のディスプレテクニック」の勉強がんばってください。

 

 

(vmd-i協会事務局)

 

PROプロモーションを店舗に取り入れよう

このところ、お店に専門的な接客を取り入れる動きが加速しているように思います。

接客がなくてセルフで買いたい顧客が増えている半面、じっくり店員と話をして納得するものを買いたい・・・という人も増えています。

少々高くても自分が気に入ったものを外れなく買いたいという欲求は、モノが飽和した現代だからこそ隆盛なのです。

そのため、「その道の専門家」を店舗に常駐させてお客様一人一人のオリジナルな欲求を解決させていく・・・ という店も流行っていきます。

●原宿にできたナイキショップはまさにそんな店。

二階以上は、窓際にコンピューターを設置した顧客カウンターがあり、顧客ひとりひとりにあったオリジナルな靴をつくるためのコンサルティングを店員がしています。

ABCマートで安いランニングシューズを買う、という客とは別のこだわりたい客のためのサロンスペースがあります。
イチローみたいなプロの客だけではなくて、自分の走法と健康、そしてファッションにあった靴を買いたい人は多く、引きもひらないでしょう。

●昨年池袋にできたヤマダ電気日本総本店もそうです。

電機量販店はどちらかというと、メーカー説明が通常だったが、家電全般の専門家として、丁寧に接客。顧客の要望にひとつひとつ応えるために、全国から選りすぐりのプロ販売員を集めたといいます。

フロアは広く、接客サロンも各所にあります。
例えば、炊飯器コーナーは、キッチンスペースがあり、そこでいろいろなメーカーの米を炊いて食べさせてくれます。

キャスタがついた移動式のカウンタもあり、そこで家族と店員とで炊飯器談義をすることができます。販売員はすべてのメーカーの炊飯器を使用して米を吹き、食べてその特徴を掴んでいるから何でも応えられるのです。炊飯器のプロ、洗濯機のプロ、パソコンのプロ、ケータイのプロがここにいるのです。

●スタバには、バリスタの上を行くコーヒーの達人が1,000人以上います。

そのプロが、コーヒーにうるさい人に応えてくれます。提供するコーヒーの産地や栽培方法、焙煎の火加減など知り尽くした知識で客を魅了してくれます。

最近は、コーヒー教室も各地のスタバで盛んに行われているそうです。

H&Mやマック、ユニクロといった、セルフで安く買い物できる店はとても増えました。しかし、接客で売る店も重宝され、プロショップとして、普通の買い物で飽き足らない客を取り込んでいます。

プロモーションとは、まさにPRO-MOTION。プロがモーションをかければ、客はその店のとりこになってくれます。専門家が店にいること自体が 「プロモーション」になるのです。そんな時代になってきました。
あなたのお店は専門的な接客をしていますか。

たんに「いらっしゃいませ」と声掛けをし、商品説明に終始しているなら、普通の接客です。
それなら顧客は、カタログとインターネットを見れば済むかもしれません。
顧客が知りたいのは、プロとしてのこだわりであり、カタログで知りえなかった商品のウラ情報なのです。

PROモーションはVMDの体験販促の要になる販促方法なのです。

 
(vmd-i協会事務局)

売場コンテスト・売場づくりコンテストの仕方

売場コンテストまたは売場づくりコンテストは、メーカーの対小売店施策のひとつです。

目的は、なんといっても自社製品の売場面積を広げること。

  • ワゴンエンド展開やアイランド展開で自社専用売場を確保できる
  • 店頭や主通路沿いに、目立つ売場を確保できる
  • コンテストを通じて、小売店と太いパイプを つくることができる
  • 定番売場の他にもうひとつ売場を設けることができる
  • チラシやCMなど小売店の宣伝に便乗できる

など、メリットたくさんの企画です。

当協会は、売場コンテストを主催するメーカーのコンテスト評価基準書等VMDマニュアルを作っていますが、簡単にできる評価基準をお教えしましょう。

■店頭または主通路から見える位置に売場が設けられているか?

せっかく新しく設置した売場が、来店客に認知されないと意味がない。
店舗入り口、主通路沿い、コーナー突き当たり、ワゴンエンドレジ付近など、多くのお客様が通過するところ、客ダマリのあるところにコンテスト用売場を設置しなくてはならない。

■ディスプレイのテーマが一瞬でわかるか?

きれいで豪奢なディスプレイを施しても、そのディスプレイが何の意味を表しているのか一瞬で客にわからないと意味はない。
これからクリスマスの季節だが、単にツリーやオーナメントを飾るだけでは意味がないのである。
クリスマスで、その商品を使ってどういう生活ができるか?それが大切なのだ。

■商品のグルーピングがすぐに見てわかるか?

単一の商品ならいいが、多くの商品はシリーズ展開や関連商品と組み合わせてある。
シリーズごとの商品の違いは、容量・テイスト・価格・使用用途などで小分類されているはず。
または、他商品と組み合わせたセット販売になっているはずだ。
商品のくくり方をわかりやすくして、お客差に買いやすくしなければいけない。
商品を積み上げるだけでは意味がないのだ。

■売場のカラーは3色以内に収められているか?

コンテスト売場は、パッケージの色も合わせて、豪華絢爛・彩色豊かな売場になっているかもしれない。
でも、それは逆効果で、遠くからは濁色になっているだけである。
売場のメインカラーを3色以内に絞ってみよう。
そうすると、遠くからでも目立つ売場になる。

■ディスプレイ構成は、タイトに集約されているか?

シンメトリー、リピテーション、トライアングルといったディスプレイ構成はもとより、ディスプレイがタイトに集約されているかが重要。
ディスプレイが、ワゴン棚の中、ワゴンの上、ワゴンの足元などいろいろところに点在している・・・・ようなディスプレイ部分と陳列部分がごった煮になっている売場は魅力がない。

おわかりいただけましたでしょうか。

売場コンテスト用の売場を確保したものの、たくさんの種類の商品を積み上げ、POPや装飾用品をゴマンと飾り付けるだけでは、顧客視点の売場にはなりません。

メーカーの売場コンテストのもうひとつのメリットは、自社商品の売場づくりの基準をつくりだすことができ、かつ売場づくりのノウハウを蓄積できることなのです。

(vmd-i協会事務局)

店舗コンセプトのつくり方

コンセプトとは「どんなお店なのか」ということです。
新しいお店をつくったり、お店をリモデルする場合は 「どんなお店にしたいか」ということを考えることです。

あなたが、経営者でない、店長やスタッフの場合、ショップコンセプトは本部がつくるものなので、あなたが考えてもしかたないかもしれません。

その場合、本部に「どんな店を目指すのか」や 「どんなお店なのか」。改めて訊きましょう。
店長やスタッフは、コンセプトはつくらなくても、コンセプトを 知ることは義務といえましょう。

つまり、「モノを売る」スタッフというよりも、コンセプトを明確にさせるスタッフと心がけます。

たとえば、「お金のない人でも手軽に買える、My フラーショップ」 というコンセプトでしたら、そのようなイメージをスタッフであるあなたが持つべきです。
「お金のない人でも手軽に買える、My フラーショップ」 にするためには、自分はどうすればいいか。
男性でも気軽に声をかける。デートにいい花を教えてあげる。
花言葉を行ってみる。栽培の仕方を教えてあげる・・・など接客態度からして変わるものなのです。

私は店員だから、売上を上げるだけでいい、というのは全くの間違い。
お店のコンセプトに沿った動きをしなければ、店長をやっている資格はないでしょう。

とはいえ、ショップコンセプトを店長に教えていない本部もたくさんあります。
これはとても困ったこと。本部の責任と言えるでしょう。今一度、店舗スタッフに「どの方向をむいている店なのか」 「どんなお店を目ざしているのか」、伝えるのは本部VMDの義務なんです。

さて、本部VMDのあなた、コンセプトの表現の仕方はいろいろあります。
一般的なものは「言葉で表現すること」。

そのほかに

  • コンセプトを絵で表現する
  • コンセプトを図で表現する
  • コンセプトをストーリーで表現する

など、いろいろあります。

例えば、スターバックスのショップコンセプトは「第三の場所」です。
たんなる喫茶ではなく、「家」、「職場」の次にある、第三の安らぎの場なんです。

スープストックは、ストーリーにし、「ケンタッキーフライドチキンの営業部にいる田中さん」という OLが登場してきます。
田中さんはストレッチもこなすスポーティ派で曲がったことが嫌い、プライベートの友達付き合いもよく、 自然食が好き・・・という性格です。
そんな都会派の彼女が行くのがスープストックというわけです。

どうですか。
一口にコンセプトと言ってもいろいろ表現方法があるのです。
その表現は全店舗スタッフに伝えやすい方がよいでしょう。

だから、オーバルリンクも「快場を日本に広げる」などと 、わかりやすい表現を使っているんです。

ショップコンセプト、とても大事なので今一度考えてくださいね。
あなたが店舗スタッフでも、「自分が雑貨屋を開くとしたらどんな店にするか」 みたいに空想してもいいと思います。

全国の店長さん、コンセプト磨き、がんばってください。

(vmd-i協会事務局)