VMD cafe」カテゴリーアーカイブ

ワインのエンド売場

買うのにわかりにくい商品をどうVMDでわかりやすくするか

1.ワインやコーヒーの自分の「定番」を探してみた

ワインにしてもコーヒーにしても専門店にはズラリ商品が並んでいます。
10どころではなく、20も30も同じように見える商品が並んだ中から、いつも選んで買っていると思います。
売場を目の前にして何を買おうかとまどっている人は多いと思います。

ただ、こんなことはありませんか。

  • とりあえず、お店のおススメというPOPのついた商品を買う。
  • 店員さんがススメる商品を買う。
  • 「特売」の商品を買う。
  • エンドやテーブルに同フェイスがたくさん並んでいるものを買う。

通でもない限り、じっくり探すというよりも目についたものを選ぶ感じで買っていると思います。
特に上の写真のようなエンドや特売売場で買う人が多いですよね。

そんな買い方をしていた私はある日、買い方を工夫してみよう!と思い立ちました。
毎回、意思なくワインを買うのに疑問を感じたからです。

ワインやコーヒー、クラフトビールといった、ひとつひとつ選ぶのに難しい商品を、買いながら記録をとることによって、どの商品を買えば自分にとってよいのか、研究してみました。
そして数年間、記録を取り今も続けています。

20も30もあるような種類のワイン、クラフトビール、コーヒーを違う商品を買いながら、ひとつひとつ写真に撮り、下記の項目を記録しています。

ワインブック
  • 産地または国
  • 商品名
  • 店名
  • 購入日
  • 価格
  • 数量(グラムやリットルなど)
  • 味や香りの感想

ワインは下記が加わります。

  • 国名
  • 地域名
  • メーカー名
  • 卸会社名

ワインとクラフトビールはアルバムを作り、五つ星~一つ星にページを分類しました。

記録していたら、ワインは424本、クラフトビールは272本になりました。我ながらよく飲みました。(笑)
コーヒーはいろいろなメーカーや産地、販売店のコーヒー95種類に。

すると分かったことは、下記でした。

●おいしいと思った商品は必ずしも、店舗のおススメやエンドの大量陳列と一致するとは限らない。
●おいしいと思った品種や銘柄はほぼ3か月に一度は繰り返し買うようになる。
その数は、コーヒーで10銘柄、ワインで50銘柄、クラフトビールで30銘柄。
それが自分にとっての定番である。
その中でさらにハズせない銘柄を数種類に絞り込むことができる。
●おいしいと思った商品はいつも買えるとは限らない。


品切れまたは販売中止になっていることも多い。ワインに関しては1000円台~3000円くらいのまでのワインで、ほぼ3つの店で買っています。ワインとクラフトビールはアルバムを作り、五つ星~一つ星にページを分類しました。
それは柳屋、成城石井、ヴィノス山崎、信濃屋です。
下記で店舗を紹介しているのでご覧ください。

●顧客戦略「インテリジェント・コンシューマー」

各銘柄の記録は、ワインを例にすると次のような感じ。

  • NINE STONES シャルドネ オーストラリア アデレードヒルズ 成城石井 2500円 13.5%
  • Three Thieves ピノグリ 米国 カリフォルニア 柳屋 2500円 13.5%
  • アッサンブラージュ フランス コート・ドガスコーニュ 成城石井 2000円 12%
  • ストーンヘッジ ゲベルツトラミネール 米国 カリフォルニア ヴィノス山崎 3000円 14%
  • キューン フランス アルザス ピノグリ 信濃屋 13.5%
  • KONO ソーヴィニオンブラン ニュージーランド マルボロ トフ 成城石井 2000円 12%

という感じで5つ星で50くらい銘柄はあるんですが、だいたいよく買うのはさらに半分に絞られます。
ワインについての定番は、ざっくり書くと、下記になります。

  • 国はフランス イタリア ニュージーランド 米国 日本がメイン
  • 地区はフランスはラングドッグ、イタリアはソアーベ、ニュージーランドはマルボロ、米国はナパ、日本は甲州
  • 品種はシャルドネ ピノグリ ゲベルツトラミエール ソーピニオンブラン リースニング
  • 度数は10%~14%
  • 価格は2000円台

こんな感じで、買ったワインはほぼすべて記録しているので、我が家の定番、私の定番というのができてきました。
ある理由で買うワインは白に偏っていますが。(笑)

そもそも「何が自分の定番か」が、購買者にとってはぼんやりしていると思います
一般客は、いちいち買ったワインを記録していないので、買ったワインの情報はすぐに忘れてしまうかもしれません。
しかも、よほどのことがない限り、商品名をすらすら言える方は少ないでしょう。
なので、先ほど言ったように

  • とりあえず、「お店のおススメ」「特売」というPOPのついた商品を買う。
  • 店員さんがススメる商品を買う。
  • エンドやテーブルに同フェイスがたくさん並んでいるものを買う。

という循環に陥ってしまい、永遠に私や我が家の定番のワインとはどのようなものかわからないままになってしまいます。
「たかがワインだから、安くてうまければいい」という向きもありますが、せっかく専門店・専門売場で購入しているので、それではもったいないと思います。
店側にしても、顧客をナーチャリングして、自分にとっての定番を毎回買ってくれるロイヤリティ高い客にしたいはずです。
ナーチャリングとは、ワインの買い方や飲み方を教えるという意味です。

そこで、個人的な趣味も兼ねて、顧客がワインやコーヒー売場に通い、自分の好きな商品に出会え、自分の定番をつくることができないか、VMDの観点から考えてみました。

2.お客様の「定番」をつくる仕掛けとは

ワイン売場

まずは顧客の行動をおさらいしてみましょう。
上の写真を見てください。
ワインがズラーり、並んでいますね。
「たまにはワインを飲んでみようかな」と思ったあなたはワインを1本買うとします。

すると、VMD分類サインは下記のようになっていました。
下記はよくある売場分類パターンです。

・大分類/ 国別
・中分類/ 赤・白・ロゼ別
・小分類/ 価格別

ただ、店の入り口には「おススメワイン」売場があります。
時間がもったいないあなたは、この「おススメワイン」で値ごろなワインを感覚で買い、レジに行くでしょう。
メイン売場は見向きもしませんでした。

これが通常のパターンでしょう。
それはそれでいいのですが、店側としては特売だけではなく、お客様の「定番」をつくる仕掛けをVMDでつくります。

そこで方法としては

1.来店頻度が高くなっていくにつれて客の「定番」が浮かび上がっていく工夫
2.定番がわかるにつれて店頭の特集売場からメイン売場へ客を行かせる工夫
3.メイン売場ですぐに客が自分の定番を検知できる工夫

とったVMD施策となります。

 

3.客の「定番」が浮かび上がる「おくすり手帳」方式

ヴィノス山崎

私のようにいちいち記録をつけていられない顧客は、どうやっておいしいと思ったワインを記録し、思い出すか。

そのヒントが「ヴィノス山崎」さんにありました。
ヴィノスさんのワイン売場はPOPがそのままワインカードになっていて、私が先ほど記録していたうち、下記の情報が持ち帰れます。

  • 赤・白・ロゼ
  • 産地または国
  • 商品名
  • 品種
  • 味や香りの店の感想
ヴィノス山崎のワインカード
アルバムの中のワインカード

「おいしかったなー、このワイン」。
と思ったあなたは、そのワインカードをそのままキッチンや机の引き出しに保管するだけでいいんです。
次買う時は、そのワインを買うか、それと似た味のワインを買えばいいんです。

・同じメーカー
・同じ国
・同じ品種 を買えばいい

という自分なりの工夫をするようになっていきます。
逆においしくなかったワインは、ワインカードにバッテンをして保管します。

工夫をするのも面倒な人は、とにかくいつも買ったワインのカードを机の中に入れておいて、たくさん溜っていて、バッテンのないカードのワインを買えば、失敗がなくなります。
しばらくすると、自分の「定番」を定着させることができます。

要は、調剤薬局の発行する「おくすり手帳」と同じと考えるとよいです。
「おくすり手帳」があれば、次に薬を買う時に失敗することがなくなります。

一番いいのが、調剤薬局の薬剤師のようなソムリエが売場にいてアドバイスできるのがいいのですが、スーパーのワイン売場にはそうそうソムリエはいません。
セルフ買いのワイン売場を運営しているスーパーや専門店は、簡単に記録できる方法を、ヴィノス山崎さんみたいに売場に設ければいいんです。

「プライスカードにQRコードを付けて、それをスマホで撮ってもらうといいよね」
とあなたは思うかもしれませんが、意外とそれ面倒なんです。
スマホで撮るのも面倒だし、あとから画像を探すのも面倒なんです。

下の写真を見てください。
私がよく買うコーヒー店のQRコードですが、これ一度も写真を撮ったことないんです。
意外とスマホを向けて写真を撮り、後でネットで見てみる人は少ないのではないかと思います。

ヤナカ珈琲のPOP


以前、取材した売場塾卒業生の運営するワイン売場では、ヴィノス山崎さんのような感じでワインカードを配布していました。
下記を見てください。キレイなカードですね。
思わず持ち帰ってしまいます。
店舗スタッフは、顧客が買ったワインカードにそっとこのようなカードを忍ばせればいいんです。

ワインカード

このお店、wine@EBISUというんです。
詳しくはこちらをお読みください。
ワイン売場づくりの今がわかります。

●wine@EBISUのバーチャル・マーチャンダイジング

4.来店客はPOPを読むのか

ワイン売場のIPは

・大分類/ 国別
・中分類/ 赤・白・ロゼ
・小分類/ 価格

または

・大分類/ 赤・白・ロゼ
・中分類/ 国別
・小分類/ 価格

になっているのがよくあるパターンです。
ですが、自分にとっての定番とは、国や地域よりもやはり味が優先なのではないでしょうか。
国や商品ブランドがいくらよくても味が自分に合わないと話になりません。
ワインやコーヒー、クラフトビールは、香りもあります。

味や香りの情報をPOPに書いてある店はPOPを読めば、商品のだいたいの感じは掴めます。
しかし商品名と国や品種だけで、味と香りが書いていない店もあります。

根本的に、いちいちPOPの文言を読むのは面倒でしょう。
この売場のPOPを全部読む人は少ないです。
マトゥアというワインはよく買うんですが、最初から一度もPOPを読んだことがありません。
マルボロが好きでボトルのデザインと価格で買った商品だからです。
POPの本文が小さいし、読む気にならないというのが本音です。

とすると、メイン売場に来てPOPを読まない客はもう「セレンディピティ」に身を任せてワインを探すしかありません。
セレンディピティとは、「偶然の出会い」という意味です。

●VMDとセレンディピティ

しかし、なんとかPOPを読ませる工夫はできると思います。
一番いいのが、読ませるのではなくパッと見て視覚的にわかることです。

文字よりもレーダーチャート
渋味・酸味・果実味・辛口・甘味などをレーダーチャートか横棒グラフにする。
文字よりもアイコン
イチゴ・カシス・マンゴー・オレンジなどと香りや味を表すアイコンを表記する。
●文字よりも色
ライトからフルボディに至るまで、POP自体の色の濃度を変えていく。

この上で、パンチのあるキャッチコピーをPOPに添えれば、ある程度はイメージは付くと思います。
例えば、私がワインカードに書いているフレーズはこんな感じ。

  • 洋ナシ・パインが甘く香る辛口ワイン
  • パイナップルの味がバツグン、中庸な味
  • リンゴ、ライムのまろやかな辛口ワイン
  • ミネラル感豊富で塩っぽいウイスキー味のワイン
  • パインとはちみつのフルボディワイン

と、だいたいフルーツの味をキャッチにもっていっています。
これと似た感覚でPOPをつくっているのが、カルディ。
短いキャッチコピーとイメージ写真、そしてカラフルな色づかいのデザインが印象的です。

カルディのワインPOP1
カルディのワインPOP

エノテカのような高級ワインを扱う専門店は、このような派手な書き方は、特売売場かエンドおススメ商品のPOPに施しているくらいでしょう。
メイン売場のPOPはエンドと違う落ち着いたデザインになっていて、3行×13文字の商品案内を客にじっくりゆっくり選んでもらうようになっていると思います。

エノテカと対照的に、カルディのワイン売場はエンドやメイン売場という区別がしにくく、ワイン棚が入り組んでいて、一様に探すことができない宝探し店舗になっています。
ただし、赤・白・ロゼ・発砲に加え、国別価格別にグルーピングはアメーバだけれどある程度くくりはできています。
この店はセレンディピティに期待して探す店であり、1000円台の価格帯メインで安くておいしいものが多いので、失敗しても損は少ないのがいいところ。

カルディのように、大衆向き店舗として店全体が特売しているところは、客がセルフでセレンディピティ的に買う店、と割り切った方がいいかもしれません。

5.「エンド」ユーザーに標準を合わせるのも手

と、ここまでいかに店内にお客様を誘導して、自分の定番を見つけさせるかについて述べてきました。

ただ、メイン売場に行ってワインを買い、その経験値を蓄積し、その中から定番を見つけ出す、というお客様は少ないかもしれません。
「定番はエンドの商品だ」という方が多いと思います。
メイン売場で探すよりも、エンドやテーブルに置いている「お得商品」「おススメ商品」をいつも買う方が楽でしょう。

モノがありあまり多品種が同時に展開している売場は、化粧品にしてもワインにしても買い物が面倒くさい一因になっています。
現に、先週の番組「ニュースキャスター」では、「商品が探しやすいのは6種類まで。それ以上だと何を買っていいのか迷う」という買い物の定説を紹介していました。
毎日着る服をコーディネートごと貸し出したり、はては日曜日の過ごし方まで指南するアプリも登場しているとか。
それだけ、買い物や日曜の過ごし方まで考えるのが面倒になっている人が多いのが事実みたいです。

以前、ワインソムリエの方が言った言葉で印象深いものがありました。

「ワインショップはライトユーザーからヘビーユーザーに顧客を育成して客単価を上げていく、という戦略は必ずしも有効ではない。
むしろ、ライトユーザーはずっとライトユーザーでいてもよい」

これは一理ありました。
「定番はエンドの商品だ」というお客様がいても悪くはないと思いました。

これは先ほどの「インテリジェントコンシューマー」理論と違う考え方です。

●「インテリジェントコンシューマー」理論

ライトユーザーをヘビーユーザーに無理に育成するよりも、不特定多数のライトユーザーのままをキープするという考えもおもしろい。
このようなお客様は永遠に店の奥に行ってワインを選ぶ行為はしないでしょう。
いつもエンドの特売やオススメを買う「エンドユーザー」でい続けます。

顧客にはいろいろなクラスターがあって、無理にアップユーザーに引き上げない「エンドユーザー戦略」も有効。
この考え方は、あらゆる嗜好品にあてはまるのではないでしょうか。

・釣り
・楽器
・CD
・ゲーム
・映画
・スポーツ
・旅行

などなど。

よく思えば、私もJAZZは聴くけど、いちいちうんちくなどかまってられない。
ミュージシャンがどうとか、歴史はどうとうかはいいんです。
ただ音楽がおもしろければ。

こういう人でもレコード1000枚、コンサート100回は行く人もいるでしょう。
ライトユーザーだからと言って、お金を出さないということではないんです。
むしろライトユーザーの比率を大きくして、お店のロイヤリティを高くし他店へ行くのを阻止する戦略にするとよいでしょう。

エンドの商品をライトユーザーにいつも買っていただく、「エンドユーザー戦略」、ぜひ考えてみましょう~。

(vmd-i協会事務局)

キレイキレイ

スタイリングで店頭品質を守ろう

1.店頭品質の3つの課目

今日は、店頭品質についての第2弾「スタイリング」について話します。
店頭品質とは、そのブランドらしい心地よさをを保つ上で必要なルールです。
店舗スタッフがその要で、常に店頭品質をキープする役割を担っています。

ちなみに、店頭品質は、

1.スタイリング・・・整然さ、ブランドテイスト
2.クリンリネス・・・清潔さ、新鮮さ、身だしなみ
3.快適性・・・・・・明るさ、プライバシー程、広さ

の3つの課題と8つの細則に分かれています。
2.クリンリネスについては、年末にアップしたブログを読んでください。

●クリンリネス

それではスタイリングについてお話しします。

2.スタイリング「整然さ」

スタイリングの細則「整然さ」とは店内のインテリアである什器や家具、照明やオブジェが、ブランド空間に支障をきたしていないか?ということです。
下記のようなケースが考えられます。

●余分なものが見えている

代表格が段ボール箱。
入荷したままの段ボール箱がそのままカウンター前や通路に置きっぱなし。
これは店を倉庫と化してしまう要因になります。
確かに売場、特に棚の足元に段ボールを置けば商品補充は楽ですし、いちいちバックヤードに行く手間も省けます。
しかし、それは店舗の都合でお客様と関係ありません。。
お客様にとっての段ボールは見苦しい以外の何物でもありません。
歩く邪魔になるし、せっかくラグジュアリーなブランド商品が棚に並べられても、その下に段ボールが転がっていてはガッカリしてしまいます。

段ボールの他にも、脚立、掃除用具、使わないのぼりなどのPOP類、ティッシュなどのノベルティ類などが売場に露出していませんか。
これらも段ボール箱同様、お客様にとって余分なものなんです。

スタッフは楽かもしれないけど、お客様にとって迷惑。
すぐにお客様の目に触れないところに収納します。


●ものが倒れていないか、傾いていないか、よれていないか

このタイトルの要素が売場にあると、お客様は不安になります。
なぜかというと危ない、または見苦しいからです。

  • のぼりが倒れている
  • モニタ台が傾いている
  • キャビネットの引き出しのしまりが悪く飛び出ている
  • ライトが切れている
  • ジャバラの窓シェードの2.3本が曲がっている

などなど、店内に配置されている小道具がグラグラ・ガタガタでは、お客様の心理もグラグラ・ガタガタになってしまいます。

店内備品は整然と配置し、老朽化しているものは修理するか新品に換えましょう。

3.スタイリング「ブランドテイスト」

チェーン店というものは、本部が決めたショップ・ブランドコンセプトによって佇まいに規律を与えています。

ルイ・ヴィトンはルイ・ブィトンらしさ、ユニクロはユニクロらしさ、レクサスはレクサスらしさが、ブランドガイドラインを通して守られています。

ところがブランドガイドラインにも落とし穴があります。
VI(ビジュアル・アイデンティティ)といって、サイン看板やロゴの設置について細かく規定はしていますが、店内備品・消耗品に関しては規定していない例が多いです。

例えば、あなたの勤めるラグジュアリーなブランドショップは下記になっていませんか?

●カウンターのペンは、100円ショップのペン
商品購入が決まるとお客様が宅配を頼むこともあります。
そんな時にカウンターであなたが差し出すペンは100円のボールペンになっていませんか?
3万円の高級皿を買ったのに、カウンターに置いてあるのは100円のペン。
せめて1,000円の見栄えのよいボールペンに換えましょう。
ペン立ても忘れないで揃えましょう。

●なぜか招き猫や七福神がいる
これは自動車ディーラーに多いんですが、ショールームのカウンターに招き猫がいたり、七福神がいたりします。
インテリアオブジェとして飾っているのですが、社長の趣味なんでしょうか。
トレンディなRVや高級セダンを展示しているのになんだか場違いですね。
店のテイストにあったオブジェに換えましょう。

●ゴルフコンペの立てが置かれている
営業所も兼用している不動産屋のような店に行くと、ゴルフコンペの立てが置かれ、「優勝・葛城営業所」などと書かれていたりします。
これは取りましょう~。
お客様に見せるものでもないです!

●信用金庫からもらったカレンダーが置かれている
店のカウンターや商談コーナーに置かれているカレンダーには○○信用金庫と書かれています。
明らかにノベルティとわかるカレンダー。
これも厳禁です。
カレンダーは無印良品やフランフラン、ハンズやロフトなどでデザインがよいものを買ってください。
会社名が書かれていない、お店のテイストに合ったものを選びましょう。

●消毒液が「キレイキレイ」になっている
これはたとえです。キレイキレイにするな、というわけではありません。
私もオフィスでキレイキレイ使っています。(^^)

ラグジュアリー専門店のトイレを拝借したときのこと。
なんとキレイキレイのパッケージそのままが置かれていました。
その横には「クリネッシュティシュ」そのものの箱が・・・。

これでは高級ブランドを買ったお客様はげんなりしてしまいます。
液体ソープは無地のボトルに入れ替え、ティッシュ箱も雑貨店でよいものを購入し入れ替えましょう。
リッツカールトンがトイレでこんなこと、しないですよね。

4.スタイリングってどうやって考えればいいの?

上記のように、店内備品やインテリア小物は店舗のデザインテイストに合わないものは換えるか、排除します。
では、我が店のデザインテイストはどうあるべきか、どうやって考えたらいいの?ということですが、答えは簡単。
あなたがおうちのリビングルームのデザインを考えるのと同じようにすればいいんです。

例えば、あなたが「うちのリビング、ハワイのホテルみたいにしたいなー」とテイストを考えるとします。
テイストとは、住居人であるあなたの感じる感じ方を言います。
そしてテイストは人によって違います。
「ナチュラルで北欧調」とか「ガーリーなカジュアル」とか「シンプルでクール」とかテイストの表現はいろいろです。
例えば、我が家のリビングは「ナチュラルでシンプル」です。
だから、時計やフレーム、家具や家電に至るまで「ナチュラルでシンプル」なものを選んで設置しています。

 

我が家のスタイリング

家具屋や雑貨屋に行ったとき、ネットで何かを買う時、まずこのテイストが頭の中にあるので、数種類いいのがあって迷ったときは「テイストに合うかどうか」で選んでいます。
これをトーンアンドマナーといいます。

トーンアンドマナーとは文字通り、家具や備品を置く時のマナー(ガイドラインみたいなもの)なんです。
だから、我が家では、赤や黄色のべたべたのインテリアや、刺繍模様や幾何学模様の華美な備品は買わないんです。

同じようにあなたの所属するブランドショップは、本部で決めたテイストとトーンアンドマナーがあるかもしれません。
店の備品を買う時にまずそれを確認しましょう。

これはフランフランのトーンアンドマナーのガイドライン。
https://francfranc.io/design-system-guidelines/

例えば、フランフラン店内に写真をPOPとして設置するにも、このようなガイドラインを守らなければいけません。
https://francfranc.io/design-system-guidelines/design-system/essence-of-basic-design/image

なるほど、これだと招き猫は完全にペケですね。(^^)
バラの花が好きだから~と言ってバラの写真を飾ってもいけません。

VMDは文字通り、視覚的にブランドらしさを感じさせるしくみです。
にわかインテリアコーディネーターになったつもりで、備品やインテリア小物を選んでください。
テイストやトーンアンドマナーについては下記で詳しく解説していますので参考にしてください。

●トーンアンドマナーのフィルターで売場デザインを決めよう

5.スタイリングはクリンリネスと快適性とリンクする

ということで、スタイリングの細則「整然さ」「ブランドテイスト」をお話ししてきました。
スタイリングの考え方と活かし方、わかったと思います。

さて、このスタイリングは「クリンリネス」と「快適性」にリンクしているのです。
冒頭で言った様に「店頭品質」は下記の3つの課題で構成されているからです。

1.スタイリング・・・整然さ、ブランドテイスト
2.クリンリネス・・・清潔さ、新鮮さ、身だしなみ
3.快適性・・・・・・明るさ、プライバシー程、広さ


スタイリング能力がスタッフに備わってくると、いっしょにクリンリネスと快適性もキープしようとする姿勢が芽生えます。
理想の店舗や売場に近づけるために、自分で率先してクリンリネスも快適性も守るようになるんです。

これも、我が家と同じと考えていいでしょう。
私の家は先ほど言ったように、「シンプルでナチュラル」というトンマナを大切にしているんですが、自然とクリンリネスを気を付けるようになっています。

  • 洗面ルームは雫ひとつ落とさない
  • ティッシュは惜しまず使って、常に机や棚の汚れをふき取る
  • 食器類を置いたテーブルは、食器の跡がつかないようにランチョンマットを敷く
  • テーブルや机の上は最低限のモノしか置かない
  • 衣類や文具など使ったものはすぐ片付ける

などなどして、ショールームのように佇まいをキープしています。
たまーに来る人が「これ本当に人が住んでいるの?」というほど、シンプルになっているんです。

同じように、あなたの店はクリンリネスを保つことによって、いつものブランドテイストの空間を作ることができるんです。
そう、チリ一つ落ちていないディズニーランドのように。

クリンリネスはスタッフの心がけそのものと言えるでしょう。

ということで、ブランドショップに勤務している皆さん、VMDの皆さん、お店のスタイリングぜひキープしてくださいね。
まだスタイリング決まっていないという店は早急にコンセプトづくりから始めてください。
詳しくは下記に書かれています。

●店舗コンセプトのつくり方

(vmd-i協会事務局)

窓を拭く手

VMDの前前提「クリンリネス」

1.クリンリネスの定義

年末の今日は「クリンリネス」についてお話しします。
cleanlinessといい、要は売場をキレイにするということです。

クレンリネスとどう違うかというと、違わないです。
クリンリネスは日本言葉で、英語で正しく発音すると「クレンリネス」になるんです。

クリンリネスは、店頭品質、つまり店内空間をブランド化するのに必要な最低限の常識といえます。
つまりクリンリネスは当たり前なんです。

クリンリネスは下記の3つの細則から成り立っています。

1.清潔さ
2.新鮮さ
3.身だしなみ

ひとつひとつ見ていきましょう。

 

1.清潔さ

店内や売場に、ほこり・汚れ・ゴミ等はないか確認しましょう。

・カーペットにゴミが白く浮いている。
・床に髪の毛が落ちている。
・テーブルが汚れている。
・窓のさんにほこりがついている。
・ガラスが汚い。

などなど。
毎日・毎時間チェックしてください。
そして気がついたらすかさず掃除しまょう。
ディズニーランドのキャスト並みにささっと。

意外と見落としなのがトイレ。
せっかく店内はきれいでも、トイレに入ったらガッカリされないように気を付けましょう。

 

これは高級コーヒー店のトイレですが、洗面台に雫ひとつなかったです。

・洗面台の周りに雫が飛び散っている。
・洗面台の鏡にしずくがついて白くなっている。
・洗面台の下が湿っている。

こんな感じで気がついたスタッフはトイレの紙や洗面台のティッシュでもいいので、ササッと拭きましょう。

ディスプレイも清潔さはもちろん必要。
ライザーやプロップスが汚れていたりしていませんか。

・サンタクロースの顔が黒ずんでいる。
・クリスマスツリーの周りにほこりが浮いている。
・テーブルクロスがよれよれで汚くなっている。

遠くからキレイなディスプレイに見えても、近くに来たらなんだか汚い・・・。
こんな風にならないようにしましょう。

床・壁・什器・照明といったショップを構成している大道具も清潔さが大切。
壁や什器にセロテープ痕がたくさん残っていませんか。
有名なチェーン店でも棚のサンにたくさんのテープ痕が残っています。
これはプライスカードを貼ったりはがしたりしているから起きることです。

ある時、マネキンメーカーにお伺いしたときに役員の方は言いました。

「レンタル什器って戻って来た時がすごいんです。シールやテープ、接着剤ですごく汚くなって戻って来ます」
とラックやGケースで大渋滞の倉庫を見せていただきました。
なるほど、思ったより什器は汚かったです。
これでバレンタインチョコレートを販売していたのか?と驚きました。

「これこちらで磨いて再生してまたレンタルするんです」

お疲れさまです。

什器の棚が汚いのは、プライスカードをセロテープで固定することが一因にあります。
以前VMD指導していたお店で、プライスカードを棚に固定するときにセロテープ使用を辞めるようにお願いしました。
代わりにこの住友3Mのポスターテープを差し上げました。

 

このテープ、強力なくせにはがしやすく、棚に跡が残らないので昔から重宝しています。
プライスカードホルダーだけでなく、ライザーや仕切り板、商品そのものもガッチリ棚に固定でき、楽に取れます。
傷も汚れもまったく残りません。

リバイスに行くときは常にこれを携帯していて、お土産にお店に渡してから帰ることもしばしばです。

2.新鮮さ

店内や売場に色あせ、はがれ、老朽したところはないか振り返ってみましょう。

・レジカウンターの天板が剥げてざらざらになっていませんか。
・白い壁紙がうっすら黒くなっていませんか。
・お客様用ソファの端が切れていませんか。
・のれん上部のパイプが曲がっていませんか。

色々チェックしてみましょう。

こんなことがありました。
売場塾卒業生と駅前のホテルで待ち合わせしました。
会って少し会話した後、卒業生のMさんは言いました。

「実はこのホテルでずっと気になっているところがあって」

と示す先に比較的大きな造花がありました。

「あの造花ずっと草花が下に向いたままになっているのよ」

よいディスプレイ構成を知っている我々にとって、確かに花瓶と造花のバランスが悪く、一部は花瓶から飛び出ているように見えました。
草花が元気なく垂れているんですね。
彼女、結婚式場のフラワーコーディネーターもやっているんですが、彼女でなくてもじっとその造花を見れば、誰でもヘタっているがわかりました。

あのままの状態で3年経っているといっていました。
すごいですね・・・。

店のサインに関しては、3年ではすまされないところもたくさんあります。
以前関わりがあった店で、カルプ文字の屋号がサビているインテリアショップや、電照看板のカラーコルトン部分が色褪せして店名ロゴがかすれているクリニックもありました。

どんなに店内でいいものを売っていても、イメージダウンは免れません。
看板は一度作って終わりではなく、定期的に作り変えるものと心得ましょう。

 

3.身だしなみ

スタッフの身だしなみは適正かチェックしましょう。
服の汚れやしわ、服のコーディネート、髪、メイク等々。

最近は店もオフィスも服装は緩和する傾向にありますが、それでも

・髪色
・ピアス
・ネイル
・カラーコンタクト

などは規制しているお店は多いです。
つまり服装のガイドラインがあるのです。

ガイドラインがない店は、文章化し規定を数値などで厳密に表すことをおススメします。
例えば、メガネショップのZoffさんは、

・ピアスは左右1個ずつ3cm以内
・髪色は11トーン以下のナチュラルな色
などと決めています。

カウンセリングを行う美容師さんや銀行の金融コンサルの方などは、個室やコーナーで長い時間お客様と相対することがあるので、特に服装には気を付けたいです。

ある日のこと、金融コンサルと個室でカウンセリングを受けました。
初対面だったのですが、コンサルの方の服にすごく大きいシミがついていました。

大丈夫かな?と思うほど大きく目立っていました。
喫茶店でコーヒーを上からひっくり返されたのかな、と気になってしまいチラチラ見てしまいました。
こんな時、金融コンサルの方が「実はこのシミ、さっきのランチでアクシンデントがありまして着いてしまったんですよ」とでも気軽に言ってくれたら、商談に集中できたんですが・・・。

これが本当に朝最初から意識して着ているものだとしたら、銀行か本人のセンスを疑うしかありません。
いずれにしろ、こうした不慮の事態に対してのガイドラインもつくっておいた方がよいでしょう。


今日はクリンリネスでした。
VMD担当の皆さん、クリンリネスはVMD以前の常識です。

ぜひお見せをキレイに保って快場を継続してくださいね。(^^)

(vmd-i協会事務局)

売場塾生1000名に

売場塾生1000人記念アーカイブ

1.地下室から始まった売場塾

売場塾の生徒もこの秋で1,000人になりました。
今回は、アーカイブ売場塾ネタで行きたいと思います。

売場塾はいつからどこでやっているのか?
それは2006年4月春期からです。
そして場所は東京三田なのですが地下室から始まったということ。

オーバルリンクは2005年、新橋汐留オフィスから田町駅下車の三田オフィスに移転しました。
マンションの一室で売場塾を始めたのですが、このマンションのいいところは地下に会議室があるということでした。

当時の売場塾第5期の写真がこれ。

8人掛けのテーブルとスクリーンがある地下室。
なんかいいですね。地下室の怪しい雰囲気好きです。
当時、受講生に「虎の穴へようこそ」と言っていました。(^^)

この地下室、ラックと展示用テーブルがあってよかったです。
ディスプレイ見本台にもできるし、IPのワークショップにも最適。
みんなイキイキディスプレイをつくってくれました。

2.手狭になったので近くのビルに移転

その後、受講者がだんだん増えていき、翌2007年の夏は地下室を出て近くのビルで行うようになりました。
これはチームでディスプレイをつくっている様子。

教室もひろび~ろになりました。

ただ、テキストはパワポでつくっていて製本はまだしておらず、下写真のような感じでした。
枚数は多いのですが、ページナンバーも印字していなかったです。
売場塾のロゴも変わっていなかったです。

初めて製本したのは、2009年春から。
とはいえ、まだパワポのページでした。

2010年夏、インデザインでテキスト刷新。
パワポのイラストはすべてCGで立体的に。
お客様の視線で見た売場を忠実に再現。
ほとんどのCGは高さ155cmの視線で見たものになっています。

教材も徐々にオリジナルなものに変身。
最初はスーパーや100円ショップで買っていましたが、売場塾オリジナルデザインに。
これはオーバルビールです。(^^)

3.「移動売場塾」開始

「大阪でもやってほしい」という声が上がりだしのが2009年。
その夏から大阪売場塾を行うようになりました。

売場塾移動キットを開発。
ディスプレイ教材はすべて3梱包のキットで運搬できるように、通常の売場塾とは別に専用キットを作りました。(下写真)

大阪は3日間通しの合宿形式にしていたので、大阪の方というよりも全国から泊りで来られる方が多かったです。
大阪の方はほとんどいなくて北海道や九州からの方が多いときもありました。

そのうちに「当社で売場塾を開催してほしい。VMDチーム全員に資格取ってもらう」という声が多くなり、出張売場塾を開催することになりました。
オーダーメイド売場塾の始まりです。2013年9月のことでした。

オーダーメイド売場塾のいいところは、業種・業態・取扱商品にカスタマイズできることです。
文字通り、企業の本社に行って行うので、受講生の手間は省けますし、その会社の商品で授業ができます。

現在、VMDインストラクターのうち、売場塾を会社の指定校としているのは約半数。
多くのブランドが売場塾をVMD指定校としているんです。

4.日本橋に専用教室

時は2018年になりました。
それまで貸会議室を借りていたのですが、本格的に常設校をつくろう、ということで日本橋に専用教室をつくりました。
日本橋校の始まりです。

常設の売場塾ということで、企業研修やオーダーメイド売場塾もここでやるようになりました。
日本橋の商業施設もすぐ近くなのでフィールドワークもやりやすかったです。
ちょうど三越日本橋店がリニューアル、高島屋が新店舗、コレド室町がオープンなどと話題が目白押しの日本橋。
タイミングよかったです。

5.オンライン売場塾の始まり

と思ったのもつかの間、1年後コロナ禍が訪れました。
2020年4月は、授業閉鎖。しばらく無人になりました。

その時の思い出で、今となってはおもしろいエピソードがあります。
2020年新春講座大手にマスクメーカーの方が受講されていました。

当時は横浜のクルーザーのコロナ感染が問題になっていたころ。
マスクメーカーの方が気を利かせてマスクを持ってきてくれました。
その時はまだ2月でした。

2020年新春講座の受講生が次第にマスクを付け出します。
「時期に収まるだろう」とみんな思っていました。

3月にマスクが不足しだしました。
マスクメーカーの受講生は「いや、ものすごく大変です」といっていました。
そう、コロナ禍はマスクメーカーの方でも予測できなかったんです。

2020年11月にはオンライン売場塾を始めました。
北千住オフィスの一角をつぶしてオンライン売場塾専用スタジオにしたんです。(上写真)

器用な社員のおかげで、オンライン用キットを開発、アパレル以外はすべてオンラインとリアルの兼用に。

昨年までの売場塾受講者はオンラインとリアルが半々位。
コロナが開けた今でも需要があり、オンライン売場塾は12期になっています。

6.銀座に移転

そして今年から売場塾は銀座に移転。
外国人観光客でにぎわう街をフィールドワークの舞台にしています。

会場は松屋の裏にある東京都中小企業会館。
昭和レトロなクラシックビル。
ゴジラマイナス1.0の対策本部みたいですごくいいです。

玄関に塩澤達三先生の像があります。(誰?

7.売場塾の数字

2006年に始まった売場塾。
ただいま18年目になりました。

地下室から始まった売場塾が、ここまで来れたのは皆様のおかげと深く感謝しています。
1000名の受講生の皆さん、ありがとうございます。

ここで数字を振り返りたいと思います。


●資格取得者数
VMDインストラクター 915名
シニアVMDインストラクター 22名

●テキスト改訂数
VMD基本講座 62版
アパレル基本講座 37版
VMD教育指導講座 43版
ディスプレイ指導講座 12版
POP指導講座 24版

●欠席率 1.5%

●開催数
リアル 91期
オンライン 12期

●最南端受講生 沖縄
●最北端受講生 北海道
●海外受講生 中国、韓国、ロシア

●論文数 71

8.事業の続け方

ということで、VMDの会社を21年続けていて山あり谷ありだったんですが、事業を続けていく秘訣を語りたいと思います。
よかったら、下記のブログご覧ください。

●事業を続けていく秘訣

今後とも売場塾並びにVMDインストラクター協会をよろしくお願いします。(^^)

(vmd-i協会事務局)

月刊VMDムック

月刊VMDブログ「売場づくりの知恵広場」が本になりました

1.書籍概要

●タイトル/ディスプレイが深く学べる12か月「商空間ディスプレイ教本」
・株式会社オーバルリンク 代表取締役 深沢泰秀
・定価: 2,500円(税別・送料別)
・サイズ: A4版
・体裁: 77ページ・フルカラー
・出版社: 株式会社オーバルリンク

●詳細・購入はこちら
→製本版はこちら
→キンドル版はこちら

この本は、月刊VMDムックとして販売開始しました。
この本のキャッチは、「ディスプレイが深く学べる12カ月」
毎月コツコツ実践してディスプレイのセンスを磨く本です。
研修用テキストとして、VMD担当や販売スタッフの勉強本として活用できます。
購入は1冊からOKです。

2.当ブログが書籍に昇華した理由

VMDの本

「売場づくりの知恵広場」はかれこれ18年書いてきました。
古い「売場づくりの知恵広場」はライブドアさんにて2016年まで書いていました。

2017年に始まった新しいこのブログサイトは、ふんだんに写真やチャートを足り入れているのが特徴。
アメリカの店舗視察の写真もたくさん取り入れています。
ブログを書くきっかけは売場塾の授業で話したりなかったうっぷんを放出することでした。(笑)
文章にすることによって、VMD理論を整理し、売場づくりのノウハウやハウツーを明快な言葉として開発することに力を注いできました。
ディスプレイ制作の細かいテクニックも多数生み出しました。

その代表的な新テクニックをワークショップ形式で一昨年から毎月披露することにしたのが、センスアップセミナーです。

●オンライン「センスアップセミナー」

このセミナーは、毎月テーマを変えて12か月で完結するようになっています。

1月 VMDとは
2月 VP,PP,IP
3月 ディスプレイ構成1
4月 ディスプレイ構成2
5月 ディスプレイ構成3
6月 ディスプレイ構成4
7月 ライザー
8月 プロップス活用体系
9月 陳列
10月 展示
11月 カラー
12月 POP活用体系

この月例セミナーのテキスト本として活用しているのが月刊VMDという、ブログをテキスト化した雑誌です。
つまり、「商空間ディスプレイ教本」は、1月~12月分の月刊VMD原稿をひとつにまとめ、加筆修正して初心者にもわかりやすくし、アメリカ視察のコラムも設けて本にした、というものです。

ディスプレイのレッスン本としてわかりやすく、ディスプレイ研修やVMD研修のテキストとして使用できます。
売場塾の生徒にも副読本としておススメしています。
売場塾のレクチャーで言い足りないことをブログにし、テキストにしたのがこれなので、正真正銘の副読本!ですね。

3.研修会社のテキストやスタッフの勉強本としても利用可能

ディスプレイの本

皆さんがVMDの講師だったら、ぜひこの本を研修テキストとして利用下さい。
購入部数により割引サービスがあります。
いろいろな売場の写真やチャート図が毎ページ入っているので、すべての業種・業態・取扱商品のお店に適合します。
販売スタッフ研修や店長研修にうってつけです。

100冊以上購入の場合は、広告枠をいれることができるので、自社の宣伝や従業員のベルティとしても使えます。
30冊から段階的に割引価格が適用されます。
詳しい料金・広告サイズは、資料請求をしてください。

●「商空間ディスプレイ教本」資料請求

4.注意 ブログの中身すべては書籍化していません

最後に注意です。
このブログが元となってできた本と言いましたが、ブログすべてを網羅しているわけではありませんので、ご注意ください。
前述のごとく、ブログを一部抜粋し加筆修正した本となっています。

それでは皆さん、月刊VMDムック「商空間ディスプレイ教本」と当ブログをよろしくお願いします。

(vmd-i協会事務局)