銀座ロフトの什器レイアウト

什器レイアウトの考え方 PART1;ゾーニング


今回は什器レイアウトのプランニングの仕方をお教えします。
少し話長くなりますので、PART1から3に分けてお話しします。
まずはPART1から語ります。

1.什器デザインの種類

什器は商品を陳列したり展示したりする調度品です。
自動車や洗濯機のように床に直置きする商品もありますが、大抵の商品は什器に商品を置きます。
食品然り、文具然り、衣料品然り、化粧品然り。
什器レイアウトとは、これら什器ををフロアにレイアウトすることです。

什器特徴として、デザインがいろいろあること
色や素材、形や仕様などさまざまです。

コンビニの小さい空間にも10種類くらいのデザインは軽くあるんです。
なぜかというと、什器は下記の要素によりデザインが変わるからです。

  • 店舗デザインテイスト
  • 商品アイテム
  • 商品サイズ
  • 商品ブランド
  • ゾーン
  • 導線
  • フロア位置
  • フロア面積
  • 通路幅
  • 定数(1フロアにおける什器数)
  • 定量(1什器における商品数)
  • 展示
  • 商業施設の高さ規定
  • フロアの見通し
  • その他特定の目的

例えば、コンビニは商品の違いで下記のように什器デザインが違います。

  • アイスを売る什器
  • 冷たい飲み物を売る什器
  • 温かい飲み物を売る什器
  • 惣菜を売る什器
  • 文具を売る什器
  • 雑誌・新聞を売る什器
  • 傘を売る什器

また、フロア位置により什器デザインは変わります。

  • 入口の什器
  • アイランドの什器
  • 壁面の什器
  • カウンター周りの什器
  • エンドワゴンの什器
  • サイドワゴンの什器

と、こんな感じ。
什器と言えども、家の家具を買うようには行かないのです。

※もちろん、家具にVMDのノウハウを持ち込むことはできます。
●魅せる収納・イエナカディスプレイ

さて、こんなたくさんのデザイン什器をどうやってフロアに置けばいいんでしょうか。
もちろんテキトーに置くわけにはいかないですよね。

そこでゾーニングの登場です。

2.什器レイアウトの前にゾーニング

什器レイアウトを考える前にやることがあります。

それは下記です。

  • MD分類
  • VMD分類
  • ゾーニング

MD分類とは「何を売るか?」詳細を決めることです。
そもそも商品がないと物販店になりませんので、売るものを整理します。

その次にVMD分類と言って、売るものをどう分類して売るか?考えるわけです。
商品は運送屋さんが段ボールに入れて持ってきますので、そのまま段ボールを店のフロアに置いて売るわけにはいかないですよね。
(まあ、スーパーやディスカウントショップはそのまま置く場合もありますが)

段ボールから商品を取りだして、どのゾーンのどの什器に置くか決めなければいけません。
ゾーンとは、フロアをざっくり分けた商品区画をいいます。
大ざっぱに、どこに何を置くか決めるのがゾーニングで、下記の様なゾーン図をプランします。
下はアウトドア用品店のゾーニング図です。

アウトドア用品店のゾーニング1

アウトドア用品店にて、大分類した商品群をゾーン図として示したものです。
色別に、テント・タープ、アウトドアウエアなどに色が分かれています。
例えば、商品がシュラフなら寝具の区画に置くということになります。
ベッドやピローも同じ区画、バーナーややかんは、キャンプ用品の区画に置くということになります。

ゾーニングを決めるには、先ほどのVMD分類に加え、

  • リレーション
  • 導線
  • 通路

もいっしょに考えなければいけません。

例えば、先ほどのゾーン図に主通路を引っ張ると下記になります。
VMD担当は上記3つを加味してある程度導線を策定し、いろいろな角度からゾーニングを考えます。
私の場合、ゾーニングパターンは少なくとも5パターン位は考えています。
そのうちのひとつが下記図です。

アウトドア用品店のゾーニング2

なお、今まで出た用語に関しては下記リンク参考にしてください。

●リレーション

●MD分類とVMD分類

●見通し・定量など


ここまでが、什器レイアウトの前提、ゾーニングです。
次は、PART2に進んでください。

●什器レイアウトの考え方 PART2/什器配置の型

(VMDインストラクター協会事務局)