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0什器レイアウトの変遷

什器レイアウトの考え方 PART3;実践

お待たせしました。
今回は「什器レイアウトの考え方 PART3」をお送りします。
まだ、PART1とPART2を読んでいない方は、下記をクリックしてください。

●PART1; ゾーニング
●PART2; 什器配置の型 

特にPART2のAからGの什器レイアウトの7パターン、覚えましたか。
什器レイアウトをするには、ただ倉庫みたいに並べればいいというものではないのが分かったと思います。
今回は、この7つの型を使った什器レイアウトの直し方を実践します。

PART1で事例に出した、アウトドア用品のフロアの什器レイアウトをもう一度見てみましょう。
実際に什器レイアウトを直してみます。
3ステップごとに解説しますので、直す理由や企てが分かります。

1.什器レイアウトの直し方 ステップ1

1什器レイアウトの直し方

図1を見てください。仮想アウトドア店、こんな感じのゾーニングになっていました。
確かに各カテゴリのゾーンは固まっていますが、什器レイアウトが単調です。
ブルーのゾーンやピンクのゾーンはアメーバになっています。
できれば、もう少し四角く固めたいですね。

オレンジのキャンプ用品は、調理器具やテーブルなどのキッチン用品、ランタン・懐中電灯などの照明器具、焚火用着火燃料・器具、家電と多岐に渡るので、什器を細分化した方がよいと思いました。

ブルーのバッグ、収納用品も同様。
用途別VMD分類では、キッチン用品収納、レジャー用品収納、食材・ドリンク類収納、キャンプツール収納などいろいろあります。
こちらも長い通り化よりも、そうしたVMD分類別の短い什器配置を組み合わせた方がよさそうです。

2.什器レイアウトの直し方 ステップ2

2什器レイアウトの直し方

そんな思惑で2の図にしてみました。
まあまあですね。
オレンジとブルーの通り化什器配置は短くなっています。

これなら、用途別に分けたブルーのバッグ・収納用品、アイテム別に分けたオレンジのキャンプ用品は探しやすそうです。

アイランドで分類ごとに固まっているし、短い通り化を歩いている時も左右を見渡せば関連商品が手に入りやすくなっています。


ただし、ブルーが壁にびろーんと長くなっているのは、キャンプツール収納の売場でメーカ別、サイズ別種類がたくさんあるため、壁一面で見られるようにしています。
この中にはシュラフも入ります。

しかし、考えてみるとアウトドアウエアはかなり売場面積があり、たくさんのアイテム、ブランド、用途がひしめいていました。
半分のウエアはブランド物で、残り半分はノン・ブランド物。
このお店のPBもノン・ブランド物の中に入っています。

ブランドものはある程度、世界観が必要なので閉合することにしました。
下図3のピンク部分を見てください。
奥のブランドウエアが閉合されるように、什器を突き出して「入口」をつくりました。

3.什器レイアウトの直し方 ステップ3

3什器レイアウトの直し方

すなわち、「完全閉合型」什器レイアウトにしました。
そしてその閉合の中で、スノーピーク、ノースフェイス、ロゴス、ファイヤーフォックスなど有名ブランドの売場を短いアイランドで固めました。
スノーピークなどは人気があるので、ピンク左奥上のコの字型什器配置でコーナー化しています。

閉合の入口にあるグリーンの売場はウエアと関連あるスポーツ用品売場にしました。
サンバイザーなどの帽子類、グローブやアームカバーなど暑さ対策グッズです。

片や、テント・タープ類もじっくり選べるように、入口をある程度ふさいで閉合型にしました。
これはパープルの売場を見てください。

パープル閉合の入口には、最近はやりの「ソロキャンプ」グッズをアイランド配置。1人用テントをはじめ、シュラフや火起こし、バイクや自転車用収納グッズも入れました。

4.まとめ

4什器レイアウトの直し方

まとめです。
単調な什器レイアウトからVMD分類をベースにしたレイアウトに変更しました。
先述した、どんなタイプの什器レイアウトを活用しているか、図4に書きました。

活用した什器レイアウトの型は下記です。

  • 通り化
  • アイランド
  • 閉合
  • 完全閉合
  • コーナー

だいたいわかりましたでしょうか、什器レイアウトの仕方。

このアウトドア用品店は架空なのですが、実際に什器レイアウトを変えて140%の売上アップになった店もザラにあります。
ぜひ、什器レイアウトを貴店VMDの戦力にしてください。

メーカーの方は、小売店からフロアのどこをいただくか?の重要なプランとなります。
小売店から空いている売場をもらう・・・というのはもうやめましょう。
小売店フロア全体、カテゴリー全体の什器レイアウトを提案できるようにしてください。
これがドラッグストアでできているのは花王や資生堂でしょう。
これをカテゴリーマネジメントと言います。

さて大事な点が1つあります。
什器レイアウトは一筋縄でできません。
下記の要素を考えながら什器レイアウトは遂行しなくてはいけないということです。

  • ゾーニング
  • 定数・定量
  • VMD分類
  • 導線
  • マグネット売場
  • 通路幅

知りたい方は、上記単語にリンクを貼っているので、ぜひお読みください。
そしてさらに知りたい方、学習したい方は売場塾にお越しください。

売場塾用教材

売場塾では、什器レイアウトのワークショップは、ブロックで行っています。
ある商業施設にフロアをつくることになりました、という想定の実習です。
アイテム、定数を受講生に与えて、その場で考えていただき、什器レイアウトを発表いただいています。

オンライン売場塾ではつい先週やったばかりでした。(^^)
このワークショップ、興味ある方はぜひ売場塾説明会にお越しください。
どんなワークショップをやっているのか、詳しくお教えしています。
皆様のお越し、お待ちしております。(^^)

●売場塾&VMDインストラクター説明会 銀座
●売場塾&VMDインストラクター説明会 オンライン

(VMDインストラクター協会事務局)

ダイソーのゾーニング

什器レイアウトの考え方 PART2;什器配置の型

1.什器レイアウト

先達からお届けしている「什器レイアウトの考え方」3部作のPART2です。
今回は、PART1のゾーニングに続く、什器レイアウトの仕方に話を移します。

PART1に出てきたアウトドア店を再び事例にします。
同店の別店舗ゾーニング図を什器レイアウトに落とし込んだのが下記です。

1.アウトドア用品店の什器レイアウト図

これが什器レイアウトになります。
なんだ、簡単じゃないかと思うかもしれませんが、そんなに甘くはありません。
どのように来店客を動かすか、詳細に導線ストーリーをプランしないといけないからです。

売場塾では、上記のブロックを什器と見立てて、ゾーニングから什器レイアウトのワークショップを行っています。
この場合、ただブロックを平面図に並べていいというものではありません。
ゾーニング・導線・リレーション・来店客の嗜好などを加味してブロックを配置しなければいけません。
しかも20坪のお土産店でも考え方は人それぞれでして、正解はありません。
唯一の正解は「売上が上がる」ということなんです。

売上を上げるには、たくさんのお客様に入店いただき、売場を長ーく回遊していただき、滞在時間も長ーくさせていろいな商品を見ていただかないといけません。
つまり買い上げ率を上げるための什器レイアウトなんです。

2.売場の什器レイアウトのパターン

では什器レイアウはどんな型があるのか見てみましょう。

A.倉庫型什器レイアウト

3.倉庫型什器レイアウト

ホームセンターやコンビニ、ドラッグストアなどでお馴染みのパターンです。
特に量をさばく量販店・専門店にうってつけで、ユニクロのフロアでもこのパターン、よく見ると思います。

下記は都内の駅ビルに入っているユニクロのメンズ売場です。

4.ユニクロ 北千住店什器レイアウト

100円ショップのダイソーやセリアなどもこのパターンが多く、例えばこれはSCに入っているセリアの什器レイアウトです。

5.セリアの什器レイアウト

倉庫型の利点としては下記があります。

  • 面積効率がよい
  • 主通路・副通路が設計しやすい
  • ワゴンエンドから副通路に客を誘導しやすい
  • リレーション(売場の繋がり)をつくりやすい
  • リピートしてリズミカルにレイアウトできる
  • 同じ仕様の什器を使用できる
  • 分類サイン設置で客を誘導しやすい

など。

ただ、レーンをあまり長くすると副通路に入ったお客様は抜け出せなくなります。
必要な食品や探しもの書籍がある目的買いのお客様などにはよいのですが、買う目的がはっきりしていないバラエティショップやおもちゃ店、セレクトショップなどは不向きです。

6.什器配置レーンの違い

あれこれいろいろ見たい、でもあまり長居したくないお客様には適度に売場を抜けて、他の売場にすぐ移れるレーンの「空き」があった方が快適な場合があります。
その場合は上図の短いレーンにシフトするといいでしょう。
ただし、空きである通路を設けた分、什器が減るので商品展開数量は少なくなります。

B.柱展開型什器レイアウト

7.柱展開1

什器の柱展開とは、柱をぐるりと取り囲んだ什器レイアウトになります。
上図は柱にそのまま什器を押し付けた形です。
セルフの売場として見てください。
お客様は柱をぐるっと回って商品を探す形態になります。

柱展開型の利点として下記があります。

  • 柱を売場にできる
  • 柱の上に分類サインを掲示できる
  • 柱の上にPOP掲示やPP掲示もできる
  • ショップインショップに都合がよい
  • 柱をコネクトポイントにできる

などです。

8.ツタヤの柱展開

例えば、上写真は書店の柱展開。
ENJOY ROADBIKE LIFEと掲示されていて、ロードバイクを楽しむための雑誌コーナーになっています。
オブジェとして店長の自転車もディスプレイされていて、雰囲気はよいです。

8.柱展開2

上図は、デパ地下のお菓子フロア、同じく1階の化粧品フロアでよく目にする柱展開です。
柱に背を向けてスタッフが立って接客する店舗形態です。
ブランドのショップインショップとして理想的な什器配置です。
例えば、下記はSCフロアの化粧品ブランドの柱展開です。

10.丸井の化粧品フロア

柱はコネクトポイントにすることもできます。
コネクトポイントとは他のゾーンから別のゾーンに移動させるゾーン切り替えポイントになる売場のことです。

11.無印良品 柱展開1

例えば、上の写真は無印良品の柱展開ですが、見事にコネクトポイントになっています。
柱展開はアパレルで、食品から右のアパレル売場に移るコネクトポイントになっています。

ゾーンからゾーンにお客様を移動させることにより、店内回遊率は高まり、お客様滞在時間は長くなるのが、コネクトポイントの利点です。

C.コーナー型什器レイアウト

12.コーナー展開の什器レイアウト

コーナー展開とは、文字通りフロア角の什器レイアウトです。
什器レイアウトは図のようになります。

基本的には入隅(いりすみ)といい、Lの字型のコーナーになります。
逆L字型は出隅(ですみ)といい、上図3のように突き出した形のコーナーになります。

入隅コーナーの利点としては下記があります。

  • 二方向からお客様が歩いて来るので客だまりができやすく、にぎやかさの演出になる
  • 二方向から歩いて来ると、コーナーが突き当りになり視認性がよく、遠くから売場がよく見える
  • 壁面を抱くので、PPやサイン・POP掲示がしやすく、オーケストレーションも発揮できる
  • コーナーに立つお客様は90度首を振るだけで売場全体を見ることができる

※オーケストレーションとは壁面の集合ディスプレイのことを言います。
詳しくは下記参照ください。
●白壁を直して来店客を増加させよう

入隅コーナーの手前に図2のようにテーブルを置いたり、ワゴンを置いたりするとコーナーは拡張します。
さらに、図4のように入隅同士を組み合わせると、コの字型の大きなコーナーになり、もう一段階上のグループに発展できます。
例えば、ドラッグストアだったら、ボタニストだけのコーナーが自然派ヘアケア用品のグループに拡張できます。

13.無印良品のコーナー什器

具体的なコの字コーナーを見てみましょう。
上写真は無印良品のスナック売場ですがコの字になっており、中央かごには投げ込み陳列されているお菓子が見られます。
コの字になると売場はさらに閉合し、いっそう●●コーナーとわかりやすくなります。

※閉合とは売場を什器で閉じることです。下記参照。
●売場づくりにツカえる、閉合の法則

D.完全閉合型什器レイアウト

14.完全閉合型什器レイアウト

コーナー展開コの字型の進化系が完全閉合型です。
コの字型は三方を閉合された空間でしたが、ロの字にして四方で空間をふさいでしまいます。(上図)

15.未来屋書店のVMD1

上写真は未来屋書店のロの字型売場。
推理小説本で四方が囲まれていて、ミステリアスな空間になっています。
座り読みできるソファや柱もクラシックなデザインで、密室という雰囲気がよく出ています。

16.マツキヨの閉合型什器レイアウト

こちらは、マツモトキヨシの比較的新しいお店。
厳選コスメが楕円型什器配置により、閉合されています。
プリオール、アベンヌ、エリクシールなどが1什器ごとに配置されています。
宇宙ステーションのような未来的な空間になっています。

完全閉合型の利点は下記です。

  • 空間を完全に閉じることで、他の売場と一線を画すことができる
  • 入口と出口が限定されるので、特別な売場という訴求ができる
  • 什器デザインや、プロップス・POPなどのデザインを工夫することにより、空間の持つ世界観を醸し出すことができる

E.通り化型什器レイアウト

17.通り化の什器レイアウト

通り化とは、文字通り●●通りという通りを什器配置で作ることです。
基本は上図1の形です。
通路の左右の什器に同じアイテム・カテゴリ・メーカーブランドなどの商品を置きます。

お客様は通路を左右を見ながらグジザグに進みます。
量販店は長く通路をつくる傾向もあり、スーパーの「駄菓子通り」とか「冷蔵食品通り」「ワイン通り」などよく見ます。

個人的なことですが、スーパーの冷凍食品通りはピザやおにぎり、ギョーザやスイーツなどたくさんの冷凍食品がひしめいて長いレーンになっているところもあり、とても寒いです。

18.ヨドバシカメラのメルちゃん通り

上写真はヨドバシカメラの「メルちゃん」通りです。
家電店やGMSの玩具売場は、よく玩具ブランドの●●通りという形態をとっています。

19.イトーヨーカドーのプラレールのVMD

通り化の派生形図2のタイプを見てみましょう。
上写真はイトーヨーカドーのプラレールの売場ですが、真ん中が島で、左右を別のレーンが囲っています。
つまり通りが2つある売場です。

大抵の通り化の売場には、メルちゃん通りやプラレール通りのようにゲートがあります。
つまり、通りを通る門がPOPで作られています。。
ゲートPOPがあると、通り感が増しますので、近くを歩いているお客様の興味を掻き立て、通りに誘導することができます

通り化の利点は下記です。

  • 通りを歩くことによって、お客様は左右を見ながら同一ブランド、あるいは関連カテゴリーを探すことができる
  • 左右が同一ブランドあるいは同一カテゴリーを集積した売場なので、ブランドや商品群の世界観を発信することができる
  • 書店や雑貨店などは、目的買いと言うよりも散歩をする感覚で商品を探すことができる

F.アイランド型什器レイアウト

20.アイランド島什器いろいろ

アイランドとは島什器のことです。
壁面にくっつくことなく、フロアに浮いている什器で上図のようなタイプになります。
エンドワゴンとサイドワゴンが四角く合体していて、お客様は島の周りをぐるりと回って買い物してくれます。

ですので、島を長方形と考えると、各4面の商品が関連付けられていなくてはいけません。
スーパーだと、お菓子はお菓子、調味料は調味料で島周りをぐるっと囲めば、お客様はぐるぐる回ってくれるからです。

ただ、島を回ると言っても、図4くらいに長くなるので不向きです。
1周回ってくれるのはせいぜい図2か3くらいと心得ましょう。
図4だと、エンドワゴンで180゜曲がらずにまっすぐ歩いてアイランドから離脱してしまいます。

どうしても図4くらいの島にしたい場合は、先ほどの通り化にした方がよく、ゲートPOPを什器上に付けるべきです。

なお、エンドワゴンは主通路に向けてください。
主通路沿いのエンドで立ち止まったお客様は、サイドワゴンにそのまま行きます。
スーパーマーケットの加工食品ゾーンは、周遊メイン通路からお客様を副通路に誘導するために、エンドを主通路に向けているのです。

アイランド型の利点は下記です。

  • 四角い什器なら組み合わせいかんで、いかようなサイズの売場がつくれる
  • エンドワゴンが主通路のお客様の目に留まるので、売場に誘導しやすい
  • 関連商品を隣通しに置けば、お客様は島をぐるぐる回ってくれる
  • 什器の上に分類サインを付ければ、島全体が●●コーナーと認識してもらえる

なお、アイランド型には、図1’のようなタイプもあります。
これは全ての面がエンドでできているようなものなので、お客様は自動的に1周回ってくれます。

G.そぞろ歩き型什器レイアウト

21.そぞろ歩き型什器レイアウト

今までの什器レイアウトは什器のグリッドに沿って歩くタイプでした。
グリッドとは通路に面した什器のフチが直線にそってビシッと揃っていることを言います。
グリッドがなく、什器がでこぼこに配置されていると、通路がわかりにくくお客様の方向感覚を麻痺させてしまいます。
つまりフロアで迷いやすくなるということです。

あとひとつは防災上の決まりで、什器が通路にデコボコに出てしまうと、災害の時の通路がわかりにくく避難する誘導通路になりえないからです。

なので、あのドン・キホーテでさえも通路に沿って什器は並んでいるのです。(下写真)

22.ドン・キホーテの什器レイアウト

そぞろ歩き型は上図のような什器配置になっています。
1はディズニーストアなどのバラエティショップのお店、2はカルディや銀座ロフトのようなお店と考えてください。

先ほどのアイランド型や通り化は什器グリッドラインがあっていましたが、こちらはあっていません。
アイランド什器には違いないのですが、通路に面した面がすべてエンドになっているのがわかります。

実際に見てみましょう。
下写真はカルディ。

23.カルディの什器レイアウト

スーパーは倉庫型が多く、こんな風になっていないですよね。
前述のようにカルディはすべてがエンドになっているので、売場にサイドワゴンという感覚をお客様に与えません。
売場がすべてオトクなエンドに見え、宝探しをするような間隔でぐるぐる店内を回遊してくれます。

下記写真は銀座ロフトの2階です。

24.ロフト銀座の什器レイアウト

ただ、カルディも銀座ロフトも什器のグリッドは実はあっています。
下記写真を見てください。
カーブしつつも通路はわかりやすいです。
しかも、段ボールはグリッドからほとんどはみ出していません。

25.カルディの通路

今度はディズニーストアを見てみましょう。(下写真)

26.ディズニーストア2

島什器がデコボコに配置されているのがわかります。
上図1のような感じの配置です。
回遊型のバラエティショップならではの什器レイアウトと言えます。

繰り返しになりますが、ディズニーストアもカルディも主通路はあります。
主通路がないと来店客の往来にリズムがなくなり、どこに何があるか迷いやすくなります。
防災上からも非難しにくくなり危険です。

図1のグレーの太い線が主通路です。
ブルーの細い線がお客様の動線と考えてください。

どちらの店もくねくね曲がった副通路ながらも、主通路があるおかげで回遊はしやすくなっています。
入口と出口もわかりやすいです。

3.PART2のまとめ

チャプタ2はとても長くなりましたが、什器レイアウトにはさまざまな型があるということが、分かったと思います。

私の担当する店や売場の什器レイアウトはどうなっているのか、振り返ってみましょう。
街に出て、いろいろな什器レイアウトを見学して研究しましょう。
什器レイアウトの型を知ることは、VMD戦略の重要な要になります。
この時代、ディスプレイをよくしただけでは売上は上がりません。
VMD分類から始めて店独自のオリジナルな什器レイアウトをプランしなければ、売上UPは見込めないでしょう。

次回part3は、今回紹介したAからGの什器レイアウトの型を、どのようにミックスして、単純なフロアレイアウトから個性的なフロアレイアウトに変貌させるか?についてお話しします。

読み進める方は、PART3へ進んでください。
●什器レイアウトの考え方 PART3/什器配置ミックスの仕方

(VMDインストラクター協会事務局)

銀座ロフトの什器レイアウト

什器レイアウトの考え方 PART1;ゾーニング

今回は什器レイアウトのプランニングの仕方をお教えします。
少し話長くなりますので、PART1から3に分けてお話しします。
まずはPART1から語ります。

1.什器デザインの種類

什器は商品を陳列したり展示したりする調度品です。
自動車や洗濯機のように床に直置きする商品もありますが、大抵の商品は什器に商品を置きます。
食品然り、文具然り、衣料品然り、化粧品然り。
什器レイアウトとは、これら什器ををフロアにレイアウトすることです。

什器特徴として、デザインがいろいろあること
色や素材、形や仕様などさまざまです。

コンビニの小さい空間にも10種類くらいのデザインは軽くあるんです。
なぜかというと、什器は下記の要素によりデザインが変わるからです。

  • 店舗デザインテイスト
  • 商品アイテム
  • 商品サイズ
  • 商品ブランド
  • ゾーン
  • 導線
  • フロア位置
  • フロア面積
  • 通路幅
  • 定数(1フロアにおける什器数)
  • 定量(1什器における商品数)
  • 展示
  • 商業施設の高さ規定
  • フロアの見通し
  • その他特定の目的

例えば、コンビニは商品の違いで下記のように什器デザインが違います。

  • アイスを売る什器
  • 冷たい飲み物を売る什器
  • 温かい飲み物を売る什器
  • 惣菜を売る什器
  • 文具を売る什器
  • 雑誌・新聞を売る什器
  • 傘を売る什器

また、フロア位置により什器デザインは変わります。

  • 入口の什器
  • アイランドの什器
  • 壁面の什器
  • カウンター周りの什器
  • エンドワゴンの什器
  • サイドワゴンの什器

と、こんな感じ。
什器と言えども、家の家具を買うようには行かないのです。

※もちろん、家具にVMDのノウハウを持ち込むことはできます。
●魅せる収納・イエナカディスプレイ

さて、こんなたくさんのデザイン什器をどうやってフロアに置けばいいんでしょうか。
もちろんテキトーに置くわけにはいかないですよね。

そこでゾーニングの登場です。

2.什器レイアウトの前にゾーニング

什器レイアウトを考える前にやることがあります。

それは下記です。

  • MD分類
  • VMD分類
  • ゾーニング

MD分類とは「何を売るか?」詳細を決めることです。
そもそも商品がないと物販店になりませんので、売るものを整理します。

その次にVMD分類と言って、売るものをどう分類して売るか?考えるわけです。
商品は運送屋さんが段ボールに入れて持ってきますので、そのまま段ボールを店のフロアに置いて売るわけにはいかないですよね。
(まあ、スーパーやディスカウントショップはそのまま置く場合もありますが)

段ボールから商品を取りだして、どのゾーンのどの什器に置くか決めなければいけません。
ゾーンとは、フロアをざっくり分けた商品区画をいいます。
大ざっぱに、どこに何を置くか決めるのがゾーニングで、下記の様なゾーン図をプランします。
下はアウトドア用品店のゾーニング図です。

アウトドア用品店のゾーニング1

アウトドア用品店にて、大分類した商品群をゾーン図として示したものです。
色別に、テント・タープ、アウトドアウエアなどに色が分かれています。
例えば、商品がシュラフなら寝具の区画に置くということになります。
ベッドやピローも同じ区画、バーナーややかんは、キャンプ用品の区画に置くということになります。

ゾーニングを決めるには、先ほどのVMD分類に加え、

  • リレーション
  • 導線
  • 通路

もいっしょに考えなければいけません。

例えば、先ほどのゾーン図に主通路を引っ張ると下記になります。
VMD担当は上記3つを加味してある程度導線を策定し、いろいろな角度からゾーニングを考えます。
私の場合、ゾーニングパターンは少なくとも5パターン位は考えています。
そのうちのひとつが下記図です。

アウトドア用品店のゾーニング2

なお、今まで出た用語に関しては下記リンク参考にしてください。

●リレーション

●MD分類とVMD分類

●見通し・定量など


ここまでが、什器レイアウトの前提、ゾーニングです。
次は、PART2に進んでください。

●什器レイアウトの考え方 PART2/什器配置の型

(VMDインストラクター協会事務局)

アートとディスプレイ

アートなディスプレイは自然と秩序の中間

アートとは何か

今日は、アートなディスプレイとはどんなものか?についてお話しします。

商品を売らなければいけない商業の世界において、ディスプレイは広告そのもの。
絵や写真、彫刻やインスタレーションなどの美術作品は、そのものをアートとして売りますが、VMDの場合はディスプレイに使われている商品を売る、という宿命があります

それが、VMDのディスプレイは商業ディスプレイである所以です。

大丸のルイヴィトンのディスプレイ

もちろん、美術要素がないわけではありません。
上はデパート大丸のルイヴィトンのディスプレイですが、見事にアートが加わっています。

上は街で見かけた質屋のディスプレイ。
ルイヴィトンをただウインドウに置いただけになっています。
これでは、アートなディスプレイとは言えず、ウインドウは単なる物置きになっています。

物置きになっているディスプレイは通行人に見向きされません。
VMDのディスプレイはまずは通行人の目を向けさせなくてはいけません。

それにはVMDのディスプレイはアートでないといけないのです。
アートはWikiで次のように定義されています。

アートとは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動を表す。

商品を単に置くだけでは、それを見る人には、「ディスプレイされている」「展示されている」とは感じません。
単なるモノが転がっているだけです。
ところがモノにアートを加えると、「温かい」「格好いい」「シンプルだ」などと感じが見る人に沸き起こります。

つまり、ディスプレイの発信する視覚的な情報が、見る人の脳に変化を与え、何かを感じさせるわけなのです。
当然、何も感じないディスプレイは素通りされるでしょう。

この話はディスプレイだけでなく、常日頃から目にするすべてのもの、それがコップであれ眼鏡であれ、建物であれ、テレビCMであれ、何も感じないものは素通りされる運命にあります。

例えば新聞広告。
上はサボンの美しい広告。
デザイン要素である色や写真がとても映えています。
新聞をめくっていて思わず見入ってしまいました。
広告会社に長年勤めていた私は、常に素通りされない広告をつくってきました。

VMDも同じ。
VMDのつくるディスプレイは、VP,PP,IPといって店内や店頭につくられますが、これをお客様に素通りされるとツライわけです。

※参照/VP,PP,IPとは

なので、私たちはいかに素通りさせずにお客様にディスプレイを見ていただけるか、常にアートを意識しながらディスプレイを組み立てているわけです。

自然と秩序の話

美術に関する文献でよく言われていることが、「アートは自然と秩序の中間がいい」ということ。

ディスプレイのバランスは自然と秩序の中間

自然とは人間の手の入っていない状態をいいます。
例えば海や湖、森や高原など、すべてが自然と言えましょう。

秩序とは、ある法則に基づいた物事の状態を言います。
例えば、きれいに整理された庭は秩序そのものです。
芝生には花壇がつくられ、ヒマワリが等間隔に並べられています。
池はひょうたんに形どられ、その中にコイが泳いでいます。

ところが、家に人が住まなくなると秩序は乱れ、自然に帰ってしまいますす。
芝生はなくなり、雑草が生えヒマワリは絶え野生の花が咲き実が落ちます。
池は大量の落ち葉で覆われ、ひょうたんの形も消滅、水は泥で濁ってしまいます。
つまり、自然が幅を利かせてしまいます。

軽井沢の写真で言うと、上が自然の状態。
下は秩序ある状態です。

軽井沢星のやの秩序ある庭園

実はこれ軽井沢「星の」やの庭です。(^^)

星のやの中を流れる川ってアートになっていてなんかおもしろいです。
自然の川もいいけれど、このように人の手が加えられて秩序が感じられる川もよいです。

この観賞用の川は「楕円の島とゆるかやなせせらぎ」のリピートになっていて、お茶を飲んでいる私たちの癒しとなっていました。

このように、雑草生い茂った自然の川よりも、人の手が加えられた秩序感じるアートな川の方が落ち着く感じがするのです。
テイストとしては、「ゆったり」「ほっこり」「のびのび」という感じです。

ディスプレイ制作での自然と秩序のさじ加減

今度は売場塾のワークショップの写真を使って説明します。

「三角構成でコップのディスプレイつくって」と言って受講生にディスプレイ作っていただきました。
何もヒントを与えずにつくってもらうと、たいがい下のような形になります。

三角構成 秩序あり

確かに三角構成なんですが、物足りない。
同じ方向で3色のコップを置き、シンメトリーに配置したコップは、三角構成としては問題ないんですが、アート性はあまり感じないです。

あまりにも「秩序」がありすぎて、アートらしさに欠けるんです。
この場合の「秩序」要素は、下記です。

  • 三角構成がリピートしている
  • コーヒーまたはジュースがテーマになっている
  • シンメトリーに配置している
自然すぎる三角構成

一方、こちらはどうでしょう。(上の写真)
あまりにも「自然」がありすぎて、やっぱりアートらしさは欠けています
この場合の「自然」要素は下記です。

  • コップの柄がバラバラ
  • コップの素材やサイズもバラバラ
  • 輪郭はずんぐりむっくり

この自然的なディスプレイと秩序的なディスプレイを比較してみましょう。
下写真を見てください。

ディスプレイ自然と秩序

いかがですか。
秩序があった方がよさそうな気がしますか?
でも秩序がありすぎると「四角四面」になってしまい、面白みに欠けます。
上写真の右は「三角三面」に面白みに欠ける、といっていいでしょう。

そこで、自然と秩序の中間の三角構成をつくってみました。
こちらです。

ほどよいアートな三角構成となっているのがわかります。
どこらへんがアートかというと下記です。

  1. 構造線がタテとヨコの2種類になっている。
  2. オレンジから緑のコップが飛び出していて動きを感じる。
  3. 伏せているコップと伏せていないコップを混ぜている。

つまり、変化があって楽しそうな三角構成になっているんです。
一見バラバラに見えるが、構造線を使った秩序が三角構成をアートにしているということです。

※参照/構造線(リニアスキーム)

自然に秩序を加えよう

さて、まとめです。
今度は街中のディスプレイを見てみましょう。

ハワイ ホノルル空港のディスプレイ

このディスプレイ、なんかゴチャゴチャし過ぎてアート性感じないですよね。
先ほどお見せした軽井沢の自然みたいな感じです。
これ、ホノルル空港のお土産のディスプレイなんです。

このように自然が過ぎると、空き家が草や木で覆われ朽ち果てたようになってしまいます。
秩序があるホノルルのDSFのディスプレイの方がよいですよね。(下写真)

 
 
さて、こちらはどうですか。
あなたが、スーパーマーケットのVMD担当だとして、「オフィスのインスタントコーヒー」というテーマでディスプレイを作りました。
自然寄りのコーヒーディスプレイ

うーん、なんか自然すぎてバラバラに見えますね。
やっぱり雑草生い茂る軽井沢です。

星のやの人工川のように秩序を与えました。(上写真)
秩序である型は下記の通り。

  1. トライアングル(三角構成)
  2. リピテーション
  3. マスターパターン
  4. 面積

2は繰り返し構成という型です。
繰り返し展示することにより、リズミカルな印象を見る人に与えます。

3マスターパターンとは、黄金比率でお馴染みの型。
この場合は、下のインスタントコーヒーの高さを1とすると、上のインスタントコーヒーの高さは、1.618になっています。
つまり、コーヒー箱の上下が黄金比率に配置されています。

※参照/ディスプレイの黄金比率

4.面積とは、群化の7つの法則のうちのひとつで、展示の周りに余白をつける型です。
余白はネガティブスペースといって、これがあると展示物は美しく目立ちます。

※参照/群化の法則とは

どうですか。
やっぱり自然と秩序の中間が心地よく、アート性もバツグンというのがわかったと思います。

自然すぎると、雑草ぼうぼうの深い森の中になってしまい、落ち着きません。
秩序過ぎると、四角四面で面白みのないものになってしまい、平凡です。

ディスプレイ制作を日々営んでいる皆さん、秩序と自然の中間を捉えてつくってくださいね。
すると、ディスプレイはアートになり、人々の目を捉えてくれます。

自然と秩序の備わったディスプレイをつくってみたい方は、ぜひディスプレイセミナーにお越しください。
半年に一度銀座で開催しています。
●ディスプレイセミナー

(VMDインストラクター協会事務局)

アーチクルプレゼンテーション

買うのに難しい商品はAPディスプレイが有効

1.APは商品・展示台・POPで完成する

皆さんは、VMD用語としてAP(アーチクルプレゼンテーション)ってあまり聞いたことないと思います。
売場塾を受講した方でしたら、わかると思います。
これ、売場塾の造語なんです。

アーチクルとは商品のこと、プレゼンテーションとはディスプレイのことです。
直訳すると「商品自体のディスプレイ」という意味です。

ディスプレイとは陳列や展示に使う言葉なんですが、このアーチクルプレゼンテーションって陳列と展示の中間のディスプレイと思ってください。
PPにもなるし、IPにもなるんです。

PPとIPとは、展示と陳列のことです。詳しくは下記ご覧ください。
●PP,IPとは
●ディスプレイの定義


APは、ズバリ下記3つで構成されるディスプレイです。

  1. 商品
  2. 展示台
  3. POP

商品・展示台・POPが一緒になっているディスプレイは、家電を例にとるとわかります。
例えば、下の写真は家電店の電子辞書売場です。

電子辞書を買う時、商品自体のデザインよりも、コンテンツや機能が優先されると思います。

例えば英語の電子辞書なら、

  • 英語はどの位の単語が入っているのか
  • 英語発音機能はついているのか
  • TOEICテストにどの程度対応しているのか
  • 英英辞典や慣用句辞典も入っているのか

などなど、欲しい情報がすぐに取り出せるか?、パソコン音痴でも簡単に使うことができるのか?などが、購入の決め手になるでしょう。

POPはこれら情報を発信してくれます。
そしてこのPOPは商品の近くになければいけません。
お客様は商品を見ながらPOPを読むからです。

しかもその商品が棚にあって、商品とPOPが展示台の上に載っていれば、ディスプレイがまとまっているので注目率も上がります。

例えば、下の写真を見てください。
ホームアロマを売っている売場です。

透明のアロマボトルが1つ、大小の黒いアロマボトルが2つ、パラパラと並んでいるのがわかります。
そこにPOP(プライスカード)がありますが、POPがどの瓶を指しているのか、少しわかりにくいですよね。

次に下の写真を見てください。

アロマボトルとPOP(プライスカード)が白い台の上に展示されています。
この方がディスプレイがまとまっていて、POPがヨコの透明ボトルを指しているのもわかりやすいです。

これがAP(アーチクルプレゼンテーション)なんです。

2.APのつくり方

それではAPのつくり方を図解します。
下のようなヘアワックスの売場があるとします。

POPが商品の谷間にありますが、このPOP、どの商品を指しているかわかりません。
本当は右の青い商品の説明をしているPOPなのですが、緑色のボトルの説明をしているみたいです。

そこで、APをつくってみます。
下図のように、展示台を制作または購入して、POPと商品をその展示台上に置きます。
展示台はL型にし垂直の背面直部分をPOPパネルにすると、さらに分かりやすくなりました。

できたAPをヘアワックスの棚に置いてみましょう。
下図のように、青いボトルは他の商品から独立して見えるのがわかります。
同じように、オレンジや緑のボトルもAPにした方がよいでしょう。

AP、簡単にできることが分かったと思います。
このAP、閉合の法則も用いているんです。

●閉合の法則

閉合の法則でつくった下のテーブルディスプレイを見てください。
上と下とで、ディスプレイは囲った方がメリハリがつくし、目に留まりやすいこともわかります。

後は、この3つの展示台に載っている商品の近くにPOPをセットすれば、APは完成します。

3.いろいろなAP

○文具

APは化粧品や家電の他にもいろいろなところで活用できます。
例えば、文具です。

上の写真を見てください。
ロルバーンの手帳が白い展示台の上にディスプレイされていて、その後ろに演出POPが来ているのがわかります。
これ、明らかに下段の手帳をピックアップして展示台に載せていることがわかります。
商品・展示台・POPで一体化されたAPですね。

○お菓子

APはお菓子でも活用できます。上の写真を見てください。
これはヨックモックのビスキュイのディスプレイですが、上部がAPになっているのがわかります。
下段は陳列、つまりIPです。

最上段は演出POP、その下は箱の中身、その下は食品サンプル、そして最下段の陳列売場をつないでいます。
なだらかなL字になったAPとIPの連結、見事です。
ビスキュイ・キャレとクーシュの味別にタテくくりになっており、色もストライプにカラフルに並んでいます。

○くつ

次は靴を見ていきましょう。
上の写真はパンプスのAPです。

靴が展示台に載っており、展示台のスカート部分が商品説明POPになっているのがわかります。
このPOPを読めば、この靴の機能がいかに優れているかが分かるようになっています。

通常の靴は棚に並べてプライスカードを設置する程度ですが、この靴はAPになっています。

4.APは難しい商品にあっている

ここまで来て、気づいたことがあると思います。
そう、APを活用する商品は、難しい商品に多いんです。
難しいという意味は、商品を見るだけではお客様は買わないということです。

  • 電子辞書は商品を見ただけでは、コンテンツがわからない
  • 化粧品はボトルを見ただけでは、髪や肌への効果・効能がわからない
  • 手帳は表紙を見ただけでは、どのように使っていいのかわからない
  • 洋菓子は外箱を見ただけでは、中身がどうなっているのかわからない

ということです。
商品とPOPが一体化しているからこそ、お客様への商品訴求力は増すのです。

もちろん、商品を見ただけで買う場合も多々あります。

  • おいしそうなショートケーキや刺身
  • 柄や形が魅力的なコーヒーカップ
  • カラフルなTシャツやセーター
  • 色とりどりの花や花瓶

などはそんなに説明しなくても、見たままお客様は買うでしょう
「あ、これおいしそう」みたいな感じで。

だいたい分かりましたか。
APの使い方、つくり方。

商品・展示台・POP、これらを組み合わせて、あなたの担当する商品をお客様がすぐに理解できるようにしましょう。
陳列の中にたくさんある中で抜きんでた存在にもなります。

ディスプレイに興味が出てきた人は、ぜひ銀座のVMDセミナーにお越しください。
銀座のお店をめぐるツアーも同時開催です。
お店の中のAPを見つけましょう。(^^)

●VMD売場づくりの基礎セミナー
●同時開催・銀座フィールドワーク

(VMDインストラクター協会事務局)